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「ミステリと言う勿れ」第6話 見た直後の雑感

今回は前回の小日向文世メインの「病室の隣人の夜語り」から引き続き病院を舞台にした「天使の連続放火事件」と整&ライカの不思議なラブストーリーを交互に展開。

相変わらず、小フーガト短調やコロブチカなどが印象的だったり、整のマシンガン論破など「ミステリと言う勿れ」節を堪能。
最早、「ミステリと言う勿れ」節と言っていいでしょう(笑)。

門脇麦が演じるライカの不思議ちゃんキャラとやや粗暴な岡山天音が演じる下戸陸太。不思議ちゃんと下戸のぶっきらぼうな粗暴さに妙な現代性を覚える。何かとキレて土下座を要求するあたりや後半に出てきた少女のいわゆる毒親な両親など、平成末期から令和の病んだ日本の象徴かもしれない。

かつて、今は亡き映画評論家の水野晴郎氏はアメリカ映画の解説の際にやたらと「病めるアメリカ文化」と言ってはいたが、小田急線のサラダ油マンや京王線の切り裂きジョーカーがリアルにいる令和のニッポンにはリアリティ過ぎる「天使の連続放火事件」である。

一つだけいかがかと思うのは、ライカが病院のスタッフや警備の目をくぐってフラフラする、と言ってたけど、あれだけ綺麗な病院ならもう少しセキュリティがキツイはずだし、あの天使の落書きも直ぐに消されます(笑)。惜しい。惜しいな。

追記
ヤギを使った拷問の話があったけど、あれは江戸時代じゃなくて、17か18世紀のヨーロッパの拷問だったはず。まあ、このうんちくを出した後半で「江戸時代にヤギがいたのか?」という疑問から「違うかもしれない」的なフォローを出してたけど、これ、かつて「トリビアの泉」でも取り上げられてたね。フジテレビ系で放映しているというのもあるが、整のうんちく・雑学は「トリビアの泉」的なんだよね。

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