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『ナイル殺人事件』見た直後の雑記

ユナイテッド・シネマ浦和で本日から公開のケネス・ブラナー主演兼監督兼製作の『ナイル殺人事件』を見てきました。

アガサ・クリスティ原作で1978年にも映像化されている『ナイル殺人事件』のリメイク。ナイル川やエジプトの風景を存分に使い、そして乗客たちのおぞまく人間模様もバッチリ描き、オーソドックスな船上ミステリー/サスペンスながらケネス・ブラナーらしい上品に仕上げた好リメイク。

事件が起こるまではやや長いが、ポアロの人物像、リネットやサイモン、ジャクリーンなどの主要人物の描写を丁寧に見せ、最後まで緊張と人間模様と上品さが途切れることがなく楽しめる。

ガル・ガドットによるリネットやアーミー・ハマーによるサイモン、それと意外にも目立つポアロの友人ブークとアネット・ベニングが演じたその母ユーフェミア、黒人歌手のロザリーなど若手とベテランによるアンサンブルも程よい。

まあ、アガサ・クリスティの原作だから余程のミスがなければ良作で、ケネス・ブラナー監督兼主演は見事に作り上げた。斬新さこそはなく、犯人もミステリー好きなら納得のオーソドックスofオーソドックス、非常にハイレベルな期待通りの船上ミステリー/サスペンスでしたね。


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