【インタビュー】取材ライティングコースがライターの意識を変えた!手を挙げてぶつかろうと思い至った経緯とは
人と人とが向かい合う取材ライティングには、SEOやコラムのスキルとはまた違う、独特のノウハウが必要です。
例えば、取材の申し込み方や謝礼の相場、質問の作り方やインタビューのまとめ方など。
その方法を教えてくれるのが、クラウドワークス「みんなのカレッジ」取材ライティングコースです。
今回は、取材ライティングコースを卒業間近のライター・TOMOさんに、受講を通して感じたことや、変わったことについてのお話を伺いました。
TOMOさんプロフィール
会社員として、20年以上経理実務を経験した実力の持ち主。
現在は副業クラウドワーカーとして、会社員としての経験を活かし、ビジネス系のライティング案件を受注されています。
※TOMOさんのクラウドワークスページはこちら
1.シフトチェンジが続いたライター道
―それでは、軽く自己紹介をお願いいたします。
はい、TOMOと申します。
今は会社員のかたわら、副業としてライターをしています。
―まず最初に、ライターのお仕事を始めたきっかけを教えてください。
会社員以外の副業を増やしたいと思ったことが、最初のきっかけです。
当時はコロナ渦の影響で、勤めていた会社の売り上げが激減してしまい、会社員として勤めることに不安を感じていました。そこで、副業を持ってリスクヘッジをしておこうと、2020年にライターの仕事を始めたんです。
―最初からライティング案件に応募していたのですか?
まずは事務系のお仕事から入るつもりでした。
しかし、当時は事務系の案件が少なく、競争率が高かったんです。
そこで件数が多いライティングに切り替えて、経理に関する記事の案件を受注しました。
―事務系の案件とライティングでは、それほど案件の数に差があったのですか?
現在は事務系案件も増えているようですが、当時はライティング2500件に対して、事務系は200件という割合です。約12倍の差ですから、事務系案件を獲るのは至難の業でした。
―そこで切り替えてから、ずっとライティングのお仕事を続けているのでしょうか。
実は一時期、ブログにシフトしていたんです。
ライティングは、クライアントに「これをお願いします」と言われたことについて書きますよね。
それが、与えられた役割を果たすということで、会社員の立場に似ているなと思ってしまって。
一方でブログは、自分でアフィリエイト商品を選んで、好きなように書くことができるんです。
―そのブログから、どうして再びライティングに戻って来られたのですか?
ブログはどうしても独りよがりになってしまうので、限界があるなと感じたからです。
今はブログに加えて、5月に受注したライティング案件を進めて行こうと思っています。
2.いざ取材ライティングコースへ
―今回、そのお仕事を進めながら、取材ライティングコースを受けようと思ったきっかけを聞かせてください。
きっかけは、ふたつありました。
まず、これからAIの影響が大きくなる中で、取材の案件が増えると感じていることです。
AIがライティングの分野を席巻していったとしても、取材案件は生身のライターに残るだろうと思っています。これだけは、実際に人と会って話さなければ成り立ちませんから。
次に、私はもともと人と話すのがとても苦手で、自分でもそれを課題だと感じていたことです。
苦手なことに挑戦して、実際にできるかどうかは、やってみなければわかりませんよね。
そこで取材ライティングコースを受けてみようと決めました。
―実際にスキルを学んだ後は、取材でやっていこうと決めているのでしょうか。
取材でやっていくというよりも、一次情報を使った記事を書きたいんです。
ブログの記事をSEOで上位に食い込ませるには、体験という一次情報が欠かせませんが、自分の経験には限りがあります。それならば、他の人に聞いた体験談をもとに、記事を書こうと思い至ったんです。
また、私には人と話すという課題がありますので、取材はそのチャレンジにもつながります。
そういった経緯から、取材ライティングコースを受けることにしました。
―最初から独学ではなく、コースの受講一択だったのですか?
はい、最初からコースで学ぼうと決めていました。
講師の佐々木ゴウさんが書かれたwebライティングの本に、取材のやり方も書いてありました。しかし、私は実際にコースを受けてみようと思ったんです。
人と会話することを課題に感じる私には、独学で踏み込む勇気はありませんでした。
3.実際の受講で感じたこと
―実際に、ゴウさんの講義を受けた感想を聞かせてください。
取材をするには、ものすごく気を遣わなければいけないのだなと感じました。
ゴウさんは取材前の準備段階から、そこまで考えて動くのか、と感心するほどの気配りをしていますよね。
自分にも同じことができるのかと、不安になってしまったこともあります。
―このコースでは、仕事ができるアピールのポイントも教わることができますね。
はい。そういえば他の受講生も、自分は仕事ができるというアピールを身につけなければ、取材ライティングは難しいのではないかとおっしゃっていました。
―コースを卒業した後は、どのようにお仕事を進めていきたいですか?
受け身で仕事をするのではなく、自分が率先して進めるように、意識を変えていこうと思っています。
たとえば、取材のときに使うzoomのURLは、自分が先に発行することなどです。
会社ではしてもらうのが当たり前ですので、その発想から変えなければいけません。
―そのために、何かしていることはありますか?
やっぱり自分から手を挙げて、ダメもとでぶつかっていくことがすごく大事だと考えています。
ダメだと決めつけてしまうと、そこでチャレンジをやめてしまいますから。
そうではなく、ダメなのがデフォルトなんだと自分に言い聞かせながら、今はいろいろな案件に応募しています。
―すでに行動を起こしているのは、すごいことですね!
4.取材ライティングコースを活かすために
―今回の受講を通して、ゴウさんの経験を疑似体験してきたかと思いますが、それをどう活かしていきたいですか?
取材はもちろん、他のお仕事にも活かしたいと思っています。
今回の講座で聞いた、取材には忍耐力が必要というゴウさんのお話は、とても印象に残っています。
私自身が在宅ワークを通じて、オンラインでのコミュニケーションの難しさを感じていたからです。
今までは質問をしたときに、すぐに答えを返してもらえないと不安になっていましたが、ゴウさんは相手を待つのだとおっしゃっていました。
それは今の仕事だけではなく、ビジネス全般に言えることなので、私もやっていきたいです。
―最後に、今は会社員とライターの2足の草鞋を履いていますが、今後はどのようにしたいと考えていますか?
もう少しライターの案件を増やしたいとは思いますが、自分の中ではまだ、漠然としている部分です。
今のところは、受注できたお仕事を足がかりに、ひとつひとつ頑張っていこうと考えています。
案件を増やし過ぎると、自分自身がいっぱいいっぱいになってしまいそうなので、ひとつずつ仕事に結果を出すことですね。
そして、継続案件を取りたいというのが今の目標です。
―ありがとうございました。
まとめ
今回はクラウドワークス「みんなのカレッジ」取材ライティングコースを受講中のTOMOさんにお話を伺いました。
コロナ禍をきっかけに、副業ライターとして活動を始めたTOMOさんは、その後も変化の波を柔軟に乗りこなしてきました。
事務案件からライティング、ブログ、そしてまたライティングへ。
様々な経験重ねたTOMOさんが、これからのライターに必要だと感じたのが、取材ライティングという難しいスキルだったのです。
「みんなのカレッジ」取材ライティングコースでは、取材前の準備から記事の完成まで、佐々木ゴウさんの貴重な技術を学ぶことができます。
取材ライティングコースを通して、ライターとしての強いスキルを身に着けてみてはいかがでしょうか。
(取材:さわきゆり)