
【メンバーインタビュー#7】社労士として、導入支援の要として。プロダクトサポートメンバーがTECO Designでやりたいこと
今回は、YouTubeの3分労務クラブでもお馴染みのヅカ先生こと大塚桃子さん(@zucca_sharo)のインタビュー。
プロダクトサポートとしてシステム設定やチーム作りに従事するかたわら、社労士として労務知識の普及活動にも積極的に携わっています。
「学生時代に社労士を目指すことを決めた」と話す彼女がなぜ社労士に興味を持ったのか、目指すものとは、これまでを振り返りながらお話してもらいました!
大塚 桃子(プロダクトサポート)
アパレルブランド、社労士事務所を経て2021年3月にTECO Designにジョイン。プロダクトサポートとしてシステム設定のほか、チーム構築に従事。
「社会保険や年金のことを広めていく活動をしたい」という思いで社労士を目指し、2022年に社会保険労務士資格を取得。
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労務・社労士の世界との出会い
ー新卒ではアパレルの会社に入社されたんですよね。
実は最初からアパレルを目指していたわけではないんです。就活を始めた頃に「社労士の資格をとる」という目標ができたので、勉強時間を確保できる前提かつ自分の好きなことを掛け合わせたら、アパレルでの働き方が自分に合っているのではないかと考えたのが一番の理由です。
全国に展開しているようなブランドだったので自分で在庫を管理するということはなく、接客をメインにやってました。その他はアルバイトスタッフの教育や店舗運営、売り上げアップの施策考案などもやっていました。
ーなぜ社労士の資格を取得しようと思ったんですか?
就活にあたって、社会に出てから関わってくる税金とか保険料のことを何も知らなかったので「一般常識を知っておこう」くらいの感覚で調べ始めたんです。すると、「周りの大人ですら社会保険とか年金のことはあまりよく知らないな」というのに気づいて。場合によっては知らないと損するし、こういうことを学生やこれから社会に出る人に教えることができるような仕事はあるのかと思い、調べた末にたどり着いたのが社労士でした。趣味程度の発信では一部の人にしか届けることができないので、講師として小中学校などの教育機関でセミナーをやるために資格が必要と考え、取得することに決めました。
ー自分のために知識をつけるというよりは「みんなにも知ってもらいたい」というのが印象的ですね。
「持っているものは使わないと意味がない」と考えるタイプだと思います。自分の知識を共有するだけで周囲が喜んでくれるなら嬉しいですし、その人の人生が豊かになるのであればこんなに素晴らしいことはないと思います。

ー1年ほど勤めた後に社労士事務所に転職しています。
社労士事務所では給与計算や社保・雇用保険の手続き、年度更新などを十数社担当していました。実務を通してようやく知識の点と点が線で繋がり、座学だけでは得られない納得感を持つことができたと思います。
勤怠はアナログ管理が多くて、顧問先の担当の方が書いた手書きのデータをもらって給与システムに手入力で入れて、手計算して、印刷して定規と赤ペンでチェックを入れて…の繰り返しでした。顧問先の従業員数は多くはありませんでしたが、「ミスや見落としがないか」という不安で土日も寝る時もずっと考えていました。プレッシャーは大きかったですね。
また、退職する方の後任として入社したので、7日間で急遽業務を覚えてあとは手探りでやっていくしかありませんでした。複数人が在籍していたのに、それぞれ自分の担当先以外の案件については全く知らないという状況だったんです。共通する基本的な手続きの方法などはもちろん教えてくださるんですけど、顧問先独自のルールについては他の方に聞くということができず…。
この時、「一人に偏る・一人だけが知っている状況って本当に良くないんだな」と思いました。
ー社労士事務所時代を振り返って何か印象に残っていることはありますか?
マネーフォワード給与を導入するという顧問先とオフィステーションを導入するという顧問先が出てきたのですが、システムをどのように使っていくのか、事務所の中で分かる人は誰もいませんでした。
そこで、ヘルプページと問い合わせを駆使しながらどうにか設定してマニュアルを作成し、導入後一か月ほどは紙でのやりとりも並行しながら整備するということを一人でやり切りました。今に繋がるいい経験が出来たと思います。
システムの導入作業はめちゃくちゃ難しかったです。当時は完璧に設定出来ていると思っていましたが、今考えるとおそらく2,3割程度はシステムで、結局残りは手作業でどうにかしていたと思います。何がどこにあるかも分からないし、「この機能が何に影響するのかも分からないから最低限しか登録しない」みたいなこともありました。
知識がない中、一人でスタートするってすごく難しいんだなと改めて感じましたね。
TECO Designならやりたいことが全部できる
ーその後、転職しようと思ったきっかけは何ですか?
手続きなどの業務を回していくよくある社労士事務所だったので、一年間働いてみて「今後も同じ業務の繰り返しだろうな」と感じていました。システムを導入した経験もあったので、そういうことができる社労士事務所や、「業務が属人化しているから休めない」といった状況を改善できる仕事が出来たらいいなとぼんやり考えていて。そんな時にTECO Designを見つけ、「まさにここだ」と思って応募しました。
説明会や面談でよくお話を聞くと、やっぱり私の「自分が持っているものを世の中にも広めていきたい」「業務の属人化をなくしたい」という思考と、杉野さんが理想としている「DX化を広めて働きやすい世の中を作る」という方向性が一致していると思いました。あとは、学生の頃から考えていた「年金の知識などを広める仕事をやりたい」というのにも賛同してくださったので、ポジティブな気持ちで入社を決めました。
ー今はどんなお仕事をされていますか?
プロダクトサポートのメイン業務はシステムの設定作業で、勤怠管理システムを扱うことが多いです。給与や労務管理システムも含めると約20のプロダクトを扱っています。
中でも私は設定作業のほか、設定されたものが本当に正しく運用できるのかダブルチェックを行い、最終的にGOを出すという役割でさまざまな案件に関わっています。ゼロから運用に持っていくまでの構築を全てやっているというイメージです。
あとはチーム内の方向性やメンバーの育成メニューの考案、フィードバックなどを担当しています。
プロダクトサポート以外の部分でいうと、昨年12月に立ち上がったTECO Consultingの福岡法人のメンバーとしても従事しています。2025年からは街角相談員として、商業施設内での無料相談会に参加することも予定しています。
社労士としての業務が始まってからも、世の中の働き方を知っていくためにプロダクトサポートは続けていきたいと考えています。
ー普段の業務の中で心がけていることはありますか?
私含めプロダクトサポートのメンバーはほとんどがフルリモートなので、コミュニケーションには特に注力しています。
例えば、Slackなどのテキストコミュニケーションは対面で話すよりもニュアンスやテンションが伝わりづらいですよね。コミュニケーションに参加していない第三者がわかるくらい、「ちょっと大袈裟かな」と思うくらいのテンションでテキストに落とし込むようにしています。
ー入社から3年が経過しますが、印象に残っていることなどありましたら教えてください。
以前の給与システムの設定案件の中で、それまでの知識と経験では自動計算出来る設定にするのは難しいと思われる独自ルールの手当がありました。それに対して、どうにかカスタム計算式を組んで自動計算できる方法を編み出して提案できた時は「今ものすごくプロダクトサポートやっているな」と感じましたね。普段クライアントと直接接する機会はないので「運用できているのかな」と思うまま終わってしまうこともあるのですが、そんな中で自信を持って提案できたことはとても嬉しかったです。
ー今後の展望を教えてください。
プロダクトサポートは導入支援における最後の要だと考えています。要望をそのまま形にする作業部隊ではなく、運用後を見据えたワンランク上の設定を提案できるようにしていきたいです。頼もしいメンバーが集まっているので、目の前だけでなく運用後に着目した視線は忘れずにいたいですね。
DX化は近年社労士業界でも注目されていますし、特に地方ではまだまだDX化には程遠い企業もたくさんあると聞いています。社労士として、プロダクトサポートとして、TECO Designと企業をマッチングさせて働きやすい社会の実現に貢献していきたいです!
インタビュー:2024年3月
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