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コンピュータの技術

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#ロボット

病室から水族館 

病室から水族館 

四国水族館は、長期入院や治療が必要な子どもとその家族を支援する事業として、遠隔操作のできる交流支援ロボットの貸し出しを2024年3月12日からスタートした。遠隔操作のできる交流支援ロボットで館内の見学ができる。
とてもいい取り組みだ。

『参考資料』

https://shikoku-aquarium.jp/news/archive/704/

【技術史】日本のロボットの先駆け

【技術史】日本のロボットの先駆け

日本では、日清・日露戦争の時代に重工業が栄えましたが、高価な自動機械はほとんど導入されず、製造業での自動化は遅れていました。そんななか、1928年、新聞論説者の西村真琴がユニークなロボット「學天則(がくてんそく)」を作りました。
學天則は、首を傾けて注視するなど何かを観察しているような姿勢で、手に持った霊感灯が光って霊感を感じた状態になると、それを書き留めるように腕や手を動かすロボットでした。西村

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ファスナーの開け閉め

ファスナーの開け閉め

人はバッグのファスナーを簡単に開閉できる。しかし、ロボットにとっては不規則に変形するファスナーの開け閉めは非常に難しい。
エクサウィザーズは、形状が変わりやすいバッグのファスナーを開閉できる人工知能(AI)ロボットシステムを開発した。対象物の位置を固定した環境下において100%の精度で実現可能という。この研究にはJAXAも関わっており、将来的には国際宇宙ステーション(ISS)の船内で宇宙飛行士の作

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エアコン解体作業

エアコン解体作業

使用済みの家電を解体し、有価物と廃棄物に分別する作業には多くの人手がかかっている。

これまで、家電リサイクルには、金属などを分別するロボットなどが活用され始めているが、これが分解作業にも応用され始めた形だ。

開発されたシステムでは、室外機の外装を取り外す作業を、2台のロボットアームで自動化した。1台のロボットがビスの位置を画像認識して外し、もう1台のロボットが天板や正面・側面のカバーを取り外す

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ケーキもつかめるロボットバンド

ケーキもつかめるロボットバンド

柔らかい物、くずれやすい物をロボットバンドで掴むのはとても難しい。

これまでの技術では、触覚センサーをハンド部分に内蔵させる。この触覚センサーには抵抗膜式や静電容量方式があるが、こうした従来の方式では、広い面積の接触を一度に検出しようとすると、接触面に多数のセンサー素子を並べなくてはならない。部品点数が増え、価格が高くなる。メンテナンスも大変だ。

そこで、日本のベンチャー企業がロボットハンドの

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お部屋探しにロボットを

お部屋探しにロボットを

アパート・マンションを探すときの悩みに、下見に行った時間帯によって部屋の明るさや騒音状態が異なり、いざ住んでみると思っていたのと違うという場合がある。(お金もかかることなので失敗はしたくない💦)

この悩みを解決するために、コミュニケーションロボット「ボッコ・エモ」を活用する実験が始められた。

ボッコ・エモを物件の部屋に置いておき、内蔵のセンサーで部屋の明るさ(日当たり)や騒音の状況を常に計測

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