![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/132467929/rectangle_large_type_2_242c0567072d2071e327593d08068677.jpg?width=1200)
花は足で生けよ
一走一花
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/132466833/picture_pc_1dcbf41b1b8ecae6f317e5acb1d6bf90.png?width=1200)
たまに行うランニングは、私にとって重要な時間と位置付けている。
走りながら自分の目で、どこにどんな花が咲いているのかをチェックするのだ。
お茶の世界には「花は足で生けよ」という言葉がある。その花は、どのように咲き、またどのような場所で育つのか。
自ら足を運び、生態を知ることが、その花への愛着につながる。
ランニング中、お目当ての花を思わぬところで見つけた時の喜びは、ひとしおだ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/132468305/picture_pc_febb548a4a8df667fa688cd4e9fd5aed.png?width=1200)
自分でも茶花を育てているのだが、花たちが環境の変化によって上手く育たないという経験をした。その花にはその花の、それぞれに合った自然環境を作り出してあげることが、大切なのだと身をもって知った。
そのような苦労(という名の楽しみ)があるからこそ、茶席の花は貴いのだ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/132468135/picture_pc_a7456a4dc0d3dd6ad97da25923121a3c.png?width=1200)
自然の中にあって、漠とした美しさも素晴らしいが、その中から一輪いただき、茶席に入れた時のあの美しさは、やはり特別だ。
日常を、上質な日常へ。