1000万の価値を探して。①視点の違い
『商業出版の実現のために、1000万の価値のある文章を目指す』
その試行錯誤の記録、第一弾です。
昨日、ひとまず小説の一章を書き終えましたが、何だかしっくり来ないな…と思っていました。
自分が「書きにくいな」と思っていた所は、読み手にとっても読みづらい。
創作大賞に応募した自分の作品を通して、そう実感したので、これはまずい、と思いました。
特に最初は、読者がその先を読むか決める、とても大事な部分です。
そこがわかりにくくなっていたら、読んでもらえない。
どうしよう、と、今日一日ずっと考えていました。
歩いている時も、買い物中でも、勉強している時でさえも。
私は、同時に頭の中で何かを考えることができます。
それは、普通とはちょっと違うのかもしれないけど、
私にとっては”強み”です。
今日もバスの中で、素敵なアイデアが浮かびました。
「一人称を三人称に変えたら、もっと読みやすくなるかも!」
一人称は、「僕は」「私は」など、登場人物目線で話が展開します。
対して三人称は、「⚪︎⚪︎は」など、客観的な視点(第三者の視点)で物語が進んでいきます。
これまで私は、三人称の小説ばかり書いてきたので、今度は一人称に挑戦したいと思っていました。
今書いている小説は、一時期、短編として出す方向で進んでいたのですが、確かにその時は、一人称の方がわかりやすかったです。
でも、長編にすると決めて、描写を細かくしていくうちに、主人公の一人称では、話がややこしくなってきてしまいました。
少しネタバレしますと、今回の主人公は今からずっと前の時代、山奥から外国の文化が溢れる場所に出てきます。
洋風建築も、西洋の植物も、ほとんど初めて見るので、どうしても彼目線で話を進めようとすると、描写がわかりにくくなってしまうのです。
例えばステンドグラスは、主人公からすると『透明な薄い板に、華やかな色で絵が描かれている』というような、読者が想像しづらい文章になってしまいます。
でも、三人称を使うと、「ステンドグラス」と一言で書いてしまえるので、かなり執筆が楽になります。
(勿論、主人公がステンドグラスを初めて見る、という説明は必要ですが。)
とはいえ、一人称で書くというのも、とても面白かったです。
主人公の目線で物語を書いたことで、分かったこともたくさんあります。
また、メインは三人称になりますが、序章など、あえて誰が語っているのかわかりづらくしたい部分は一人称をうまく使っていきたいなと思います。
ということで、今日は第一章まで、書き直しを進めたいと思います。
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