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悲しみから立ち直るまでの5ステップ

The Five Stages of Grief(psycom.netより)

(悲しみの5段階)

死別や絶望からの深い悲しみ、嘆き、苦悩、そんなどうしようもない悲痛がgriefです。


5つのステップは
1否定→2怒り→3交渉→4落ち込み→5受容
だそうです。

#1. Denial(否定)

人生が一瞬にして変わってしまったため、ショック状態に陥っているため、否定することが、悲しみの感情を抑えるのに役立ちます。

悲しみに完全に圧倒されるのではなく、悲しみを否定し、受け入れず、一度に受ける影響を完全に分散させるのです。
第一段階の否定はある意味防衛メカニズムといえます。

否定とショックが薄れ始めると、癒しのプロセスが始まります。
抑圧していた感情が表面化されるのは次からです。


#2. Anger(怒り)

「望ましい現実」ではなく、「現実」を生き始めると、怒りが湧いてくるかもしれません。この段階は、"なぜ私が?" "人生は不公平だ!"と考えるのが一般的です。悲しみの原因を他人のせいにしたり、怒りの矛先を他人に向けたりするかもしれません。どうしてこんなことが自分の身に起こるのか、理解できないと思うのです。もしあなたが強い信仰心を持っているならば、「神はどこにいるのだろう?なぜ私を守ってくれなかったのだろう?"」と、神への信仰に疑問を持ち始めるかもしれません。

この怒りは悲しみに必要な段階です。
そして、その怒りをとことん出し切ることが大切です。
怒りが永遠に続くように感じられるかもしれませんが、心底感じれば感じるほど、より早く解消され、より早く癒されると考えられています。

怒りの感情を抑えることは健康的ではありません。
それは自然な反応であり、時に必要な反応なのです。

どうしようもなく悲しい出来事を経験したとき、どこか現実から切り離されたように感じることがあるかもしれません。
人生が粉々になり、しがみつくための強固なものが何もない感覚になるかもしれません。
悲しみの中、あなたは見捨てられたと感じるかもしれません。
誰もいないのだと。
そんな時怒りは、あなたを現実に縛りつける力だと考えてください。

何か、あるいは誰かに対する怒りの方向が、現実に引き戻し、再び人々と結びつけるきっかけになるかもしれません。


#3. Bargaining(駆け引き、交渉)

偽りの希望を持った段階。一種の交渉によって、悲しみを避けられると自分に誤認させるかもしれません。以前の生活を取り戻そうと必死。

正常な状態に向かうために、人生の大きな変化を進んで起こそうとしている段階です。

罪悪感は、駆け引きの一種です。
「もしも」「タラレバ」を唱えながら壊れそうな自分を必死で保とうとしているような、そんな状態かもしれません。
『もしもあの時ああしていたら、○○は起きなかっただろう。』
「もしもこれを変えてくれたら、あれを変えてあげよう。」

また
どこか『お願いだから聞いて!』といつも心の中で叫んでいるような、そんな段階なのかもしれません。


#4. Depression(意気消沈、鬱)

その人や状況がいなくなった、あるいは『終わった』と気づいたときに感じる空虚感

この段階では、引きこもりがちになったり、無感覚で生活したり、ベッドから出たくなくなるかもしれません。
世界があまりにも大きく、圧倒されているように見えるかもしれません。

人と一緒にいたくない、話す気がしないと思うかもしれません。
絶望的な感情に押しつぶされそうなったり、"何のために生きているのか?"と自分の存在意義を見失ったように感じることもあります。


#5. Acceptance(受け入れる)

最後の段階は、「受容」です。「私は大丈夫だ」と、感情が安定し始めるかもしれません。

新しい現実として、事実を受け入れ、それでいいのだと思うようになるのです。
現実は「良い」ことばかりではありませんが、受け入れながら生きていけるという状態です。

この時期は調整と再調整の時期です。
良い日があり、悪い日があり、そしてまた良い日がある。
この段階では、もう二度と悪い日や、どうしようもなく悲しい日が来ないというわけではありませんが、良い日の方が増えてくる傾向にあります。

この段階になると、霧が晴れ、再び友人と関わるようになり、時間が経つにつれて新しい人間関係ができるかもしれません。
現実を理解しながらも、新しい現実に向かって動き、成長し、進化していくのです。


「止まない雨はない。」


ということで、psycom.netの文章要約でした。

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