【詩】てるてる坊主/カナヅチ

てるてる坊主

一身に君の願いを受け
僕は雨雲を吹き飛ばす

でもどうか忘れないで
君の想いが強ければ強いほど
僕も強くなる

吊るして終わりだなんて
悲しいことを言わないで

君と僕の力で明日の世界を
晴れにするんだよ

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カナヅチ

よく考えたら小さい時から
プールの時間は苦手だった

どんなに手をかいても
どんなに足をバタつかせても
思うように進めなかった

水の中でこんな感じのくせに
陸の上では
上手に進めると思ってたのが
そもそも勘違いだったのかな

でも陸上では息が出来るから
どんなに沈んでも生きていける

もしかして
沈んでることすら気付かずに
今まで生きていたのかもしれない

ふふふ
いつも少し息苦しく感じてたのは
そのせいだったのかな