1.5馬力学級経営ーラクで楽しい生活にー
先日、1.5馬力学級経営のご紹介をしました。
キーワードは「1人でやろうはバカやろう」
担任1人で背負い込むのではなく、子どもなどの力を借りて1.5馬力で学級経営をしましょうねって提案でした。
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さて、こちらの記事を公開したところ、こんなDMが来ました。
「もっと1.5馬力学級経営の詳しいことを教えて下さい!」
そこで、今日はこの1.5馬力学級経営をぼくが実際に使っている様子をご紹介します。
誰にでも明日からマネできる内容ですが、知ってるだけで確実に毎日が楽で楽しくなります。
ぜひお読みください。
はじめに
みなさんは、毎日子供たちと楽しくすごすことができていますか?
「うーん…」となってしまう方もいるでしょう。
ぼくたち教師は、1日をずっと子どもたちと一緒にすごしています。
イライラする日や、自分に余裕がなくて心が辛くなる日もありますよね。
でも、考えてみてください。
もし子どもたちとの毎日を、楽しく過ごせるようになったら?
教師は、子どもたちと関わる仕事です。
これから先、どれだけ働き方改革が進もうとも、子どもたちと日々をすごすことは変わらないでしょう。
どうせ毎日を子どもたちとすごすのですから、そこが楽しくなった方が人生は幸せですよね。
今回は、毎日を楽しくすごすために、ぼくが心がけている秘訣(学級経営編)をご紹介します。
毎日を楽しめるようになる学級経営のポイント
はじめに結論をお伝えします。
教師が毎日を楽しめるようになる学級経営のポイント、
それは「子供だけで1日生活ができるようにする」です。
「1人でやろうはバカやろう」です。
教師が1人でいちいち指示したり活動したりしなくても、子どもだけで生活できるようにしてしまえばいいのです。
例えば、朝の会。
ぼくのクラスの朝の会メニューは以下の通り。
おそらく、ほとんどの学級が同じような流れではないでしょうか。
この朝の会を、ぼくは子供たちだけでできるようにしています。
朝の歌
例えば、朝の歌。
ぼくの教室にはテレビとPCがあります。
歌を流すため、テレビとPCの電源を入れ、すぐ再生できるようにPCのデータを開いておく必要があるんですね。
これを毎朝、担任が準備しておくのはめんどうです。
朝、教室に行くことができない日もあるでしょう。
そこで、ぼくは専用の係を作りました。
テレビPC係と名付け、その子が登校したら準備をするようにしました。
そうすることで、担任が朝教室に行かなくても、朝の歌が流れるようになっています。
先生の話(学級代表の話)
次に先生の話(学級代表の話)です。
ぼくのクラスでは、担任が朝の会にいない時は、学級代表が先生の言いそうなことを考えて話すようにしています。
(「全員発言しましょう」「手洗いうがいをしっかりしましょう」など)
これでぼくがいなくても、朝の会が流れるようになっています。
朝の会が終わったら
朝の会が終わったら、1時間目の準備をして待つようにしています。
なので、もし朝の会に間に合わなくても、教室に入ったら子どもたちは朝の会を終えて、1時間目の準備をして待ってくれているわけです。
整理すると、↓の写真のようになります。
朝の会に間に合わないことって、時々あるじゃないですか。
(朝の職員打ち合わせが長引くとか、欠席連絡を受けるとか)
そんなときでも「子どもだけで生活ができるようにしておく」ことで一切、子どもが困ることなく朝の会が流れるようになっているんですね。
メリット
このように仕組みを作っておくことで、いちいち教師が指示を出す必要がなくなります。
すると、教師に余裕が生まれます。
余裕が生まれれば、ゆとりがもてますよね。
朝の会は子どもが進めてくれているわけなので、その時に職員室で少しゆっくりしてもいいし、教科書を見て今日の授業の内容を確認したりもできちゃうわけです。
ゆとりがもてれば、楽しむ余地ができます。
「子どもだけで1日生活ができるようにしておく」ことで、教師に余裕が生まれ、毎日を楽しむことができるようになる。
これが、ぼくが毎日を楽しめるようになる学級経営の秘訣です。
ぼくは、この仕組みを4月のはじめからずっと徹底してきました。
その結果、3学期の今では、ぼくは子どもに指示を出すことはほとんどありません。
だから、毎日本当に楽で、楽しんでばかりです。
今回、例として朝の会を紹介しましたが、他にも給食の時や休み時間、下校時など様々な時があります。
クラスの子どもたちだけで1日生活できるようにするには、どんな仕組みを作るといいか、ぜひ一度考えてみてください。
楽しい毎日があなたを待っています。
おわりに
実は、今回の内容は先日開催した #エンジョイ会 でお伝えしたものの一部です。
合計10名以上の方にご参加いただき、事後アンケートでは「次も参加したい」と全員が回答してくださりました。
また第2回も企画していますので、その際にはぜひご参加ください。
次回も、仕事が楽になって毎日を楽しめるような情報を書こうと思っています。
スキやフォローしていただけると嬉しいです。
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