JICA海外協力隊が執筆した記事を綴るマガジンです。
活動92日目 あっという間に、ペルーに赴任して今日で丸3ヶ月。 毎日、毎週のリズムができてきて、平日は活動、週末は市場に行って野菜や果物の買い出しをして、作り置きおかずを調理するという流れの生活。 土日のどちらかで、同じ街にいる隊員仲間や友人たちと近場にトレッキングに行って、一緒にランチをするというのも習慣化されてきている。 まだまだ伝えたいのに語彙が足りなくて伝えられないことが山ほどあって、フラストレーションはたまるばかり。 でも、言語を習得するのには避けて通れないポイ
活動64日目 早いもので、ペルーに赴任して丸2ヶ月が経った。任地で活動を始めて、1ヶ月半。 8月中旬に首都のリマに到着し、2週間のオリエンテーション期間を経て、8月末に任地のワラスに到着。 2週間活動して高地に順応してきたかなという頃、先輩隊員の中間報告会やさまざまな行事があったため、1週間リマに出張。 1週間リマで過ごしている間、胃腸の調子が悪くなり、ほとんど食事が取れなくなってしまい(おそらく胃腸炎になっていたと思われる)、ぐったりしてワラスに戻った。 なぜだかワラス行
派遣9日目 ペルーに来て最初の週末を過ごした。 一緒に派遣になった2023年1次隊のメンバーは、週末からホームステイしながら語学学校へ通うため、ひと足先にホテルを出発した。 というわけで、任地へ赴任するまでの間、ホテルには私1人残ることになった。 今回、再派遣が決まり、2020年の帰国時にいた調整員さんや、ナショナルスタッフの方々との再会は本当に嬉しいことの一つだったけれど、何より楽しみにしていたのは、私よりも先に再派遣されていた2019年2次隊の同期との再会だった。
出戻りペルー生活1日目がスタート。 2023年8月14日、ペルーの首都リマに到着しました。 2023年度7次隊(青少年活動)として、3年半ぶりに元の配属先でペルーでの活動を再開します。 2020年の4月、国家非常事態宣言中のさなかに帰国をしたときには、ゴーストタウンと化していた首都のリマは、名物とも言える渋滞が復活していました。渋滞も、クラクションも、強引に車をかき分けて渡る横断歩道も、なんだか懐かしく感じるほどでした。 10日間ほどオリエンテーション等のため首都リマで過ご
ペルーを出国した日からちょうど1年。 ちょうど1年前の累計感染者数は約5800人、死者は約170人 それがこの1年で累計感染者数は約16万人、死者は約54000人に膨れ上がった。 ペルーで初めての感染報告が出てからつけ始めた感染者推移の記録は、帰国した今もやめるきっかけを失い、記録し続けている。 ちょうど1年前、2020年4月10日の日記にはこんなことを書いていた。 ついにペルー出国。 リマの軍用基地からチャーター機に乗るタラップの一段目に足を乗せたところで、 「あぁ、本
ペルーから帰国して、もうすぐ一年。 去年の今頃は、ペルーで一時帰国の準備をしながらロックダウン生活だった。 同僚たちにきちんと挨拶することができなかったけれど、数ヶ月で戻ってこられるだろう、とどこかで思っていた。 外出制限があったけれど、下宿先の大家さん家族や、隣人と食事をしたりしながら、のんびりと過ごしていた。 8月に私は合意書を解除し、任期を1年半ほど残したまま特別登録を選択した。 もしも、戻れるチャンスがあるなら、その時にはできるだけ長く居られる方がいいと思ったからだ
ペルーから一時帰国して2ヶ月半が経った。 「待機」「自粛」の名の下にすっかりと思考停止していた私だったけれど、6月に入ってから、昨年協力隊の訓練所に入るギリギリまで仕事をしていたところで再びお仕事をさせてもらえる機会をもらったり、1週間前から縁あって地元の農家さんのところへブロッコリー収穫のお手伝いに入っている。 待機の期間が長引くなら、仕事を探さなくてはと思いつつ、自分の専門領域の仕事はなかなか単発や短期でできる仕事があるわけではないから、まともな仕事についたら、再派遣に
【一時帰国22日目】 成田での2週間の隔離生活が明け、北海道の自宅に帰宅して約1週間。 自宅に戻ってからの生活も、しばらくはなるべく家から出ない。買い物はできるだけ少ない回数で済ませる生活を心がけている。 それでも、軟禁生活に猫がオプションで追加になったのはありがたい。 家の掃除や、この機会に片付けたいものがたくさんある。 今回家に帰ってきて思ったことは、今までこんなに物に埋もれて生きていたのか、ということ。帰宅して、片付いてはいるものの、物に溢れた自分の部屋を見て愕然と
帰国後の隔離生活も10日目。 ペルーでの隔離生活では、なんだかんだ言って毎日必ず誰かと会話はしていたけれど、ホテルで引きこもり生活になってからは、人と話す機会が著しく減った。元々LINEなどもテキストメッセージ中心の人だから、帰国したからと言って音声通話やビデオ通話が著しく増えるというわけでもない。 そんな中、先週から少しずつzoomやskypeを使ったオンラインでのミーティングや集まりが増えてきた。週末ということもあって、実はこの3日で4件。 久しぶりに日本の仲間たちと時
【活動119日目・一時帰国2日目】 ペルーの内務省が出している情報。隔離期間中にやっては行けないことと、それに対する罰金が一覧になったもの。 例えば、1mの社会的距離を尊重しなかった場合86ソル、マスクをせずに移動をしたら344ソル、日用品や医薬品の購入のために1人以上の家族を同伴することには215ソル、夜間外出禁止時間帯の午後6時から午前4時の間に外出したら430ソルなど。 1ソルは日本円で約30円ですが、私の住んでいた地域では6ソル〜10ソルがあればレストランでランチ
【活動114日目・待機生活27日目】 *配属先での活動はできていないけれど、今は待つのも活動の一つということで表記はそのままでカウントすることにします。 次に時間ができたらあそこに行こう、とか また次の機会にあのお店に行こう、とか 来週でもいいかな、と先に伸ばしたりしてきた頃がたくさんある。 普通に日本で生活しているなら、これでも良かったのかもしれない。 でも、2年という期限つきで日本の外に出て生活を送って、当たり前に2年が過ぎると勝手に信じていたところに、未知の感染症が世
【活動113日目・待機生活26日目】 日本への一時帰国のため、トランジットでメキシコに到着。 ここまで来るのに、本当にたくさんの組織の方々が動いてくださって、助けていただいたことに本当に感謝しかない。現地事務所のスタッフも全隊員を首都に移すだけでも本当に大変だったと思う。 メキシコに着いて、あぁ、ここはペルーじゃないのか、と思った出来事はホテルや空港のエレベーターで1階を押したら2階に着くこと。 日本やペルーでいうところのの1階はplanta bajaまたはlobby、
【活動110日目・自宅待機23日目】 明日からセマナサンタ(イースター)期間に入るペルー。本当なら、多くのペルー人たちがこの週末に向けて実家に戻って家族と過ごす予定だっただろう。 今週に入ってから、セマナサンタの準備のためにメルカドには行列ができているのをニュースで見た。 各家庭で料理を作ってみんなで過ごすのが普通のはずだけれど、今年はそれができない人も多いんじゃないかと思う。 今日は銀行口座を閉めるために午前中銀行へ。開店時間頃に行くとすでに長蛇の列。9時開店かと思った
【活動109日目・自宅待機22日目】 ペルーでは先週から18:00〜5:00の夜間外出禁止に加えて、男性と女性で分かれた外出制限が始まりました。 思い立ったときに必要なものを買いに行けないのは不便だなと思っていましたが、私の周りでは意外な効果が生まれています。 それは、「何か必要なものある?」とお互いに助け合うようになったこと。 男性が買い物に出られないときには、私も「買い物行くけど何か必要なものある?」と聞くようになったし、誰かが買い物に行くときには「タカコ〜、買い物に
【活動107日目・自宅待機20日目】 せっかくだから、この自宅待機生活を充実させよう!と言うことで近所に住むスペイン語が流暢な日本人の友人から任地を離れるまでの間、スペイン語を教えてもらうことにした。自宅待機生活でも、今はオンラインでなんでもできる時代。 買い物のついでに寄らせてもらって昼食をご馳走になりがてら、食後にスペイン語講座、と言う日もある。 ちなみに昨日から買い物等の外出は月、水、金は男性、 火、木、土は女性、日曜日は男女ともに外出禁止、と言う状況なので、今日は
【ペルー生活103日目】 自宅での隔離生活も今日で16日目。この週末に台湾政府と日本政府のチャーター便が飛び、クスコとリマに滞在していた短期滞在者がそれぞれフロリダ、メキシコシティ経由で日本に帰国しました。 日本でもニュースで流れていたのでご存知の方も多いかと思います。 「これで帰ってきたの?」と言うメールもいただくのですが、私はまだペルーに残っています。ペルー政府が出した非常事態宣言のために、夜間外出禁止(20:00〜5:00、今日から18:00〜5:00*北部の一部地