№31 年紀
君が急にいなくなって
戸惑ってる僕
お互いに
かけがえのないものになって
一緒に過ごし
永遠を夢見ても
現実の中で
ズレていく感情や
修復出来ない出来事に
大切な自分と
大切な君
どちらも諦められずに
どうしようもなくなって
分かれ道で
別れるために
抱き合って泣いて
強い言葉で
絆を切り落として
振り返ることも
手を振ることもできず
俯いて歩み去る
そして君は
僕の心の年輪になって
もっと大きな年輪に抱かれながら
朽ちるまで僕の記憶にとどまる
そんなところまで
一緒に
ごまかしなく
巡る季節と
まわり続けるなんて
奇跡なんだね