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妄想 台湾旅行計画 -2

虫の季節になった。職場は都内にも関わらず鬱蒼とした木々が隣接しているため、小さな虫たちが建物内にいることが多々ある。ダンゴムシならまだいいが多足系になってくると出会いがしらに衝撃が生まれる。
毎年のことだが虫には慣れない。宇宙人のような見た目も相まって弱腰になる。彼らが飛べないとわかっていても「たった今進化したかもしれない」という疑惑が晴れず飛ばれたら太刀打ちできない。人間は弱い生き物だ、虫よりもずっと。

ということで台湾旅(架空)を続行する。

一日目の夜はホテルで予約してもらった「長白小館」に向かう。MRT「國父紀念館」駅から徒歩3分。家族経営っぽくみえる。私が行ったときは腰にバンドを巻いた殿方が店を切り盛りしていた。鍋に入れる肉を牛・豚・羊から選べたはず。タレを自分で作るスペースがあり、いろいろな調味料や薬味を自分流にアレンジする。わからなければ張り紙に作り方が書いてあるので心配無用。席に着き、晩御飯スタート。美味しい。酸っぱい白菜がたんまり入れられて、肉もぜんぜんあぶらっぽくなくて、たまらない。

この鍋を売りにしているお店は他にもあり、ちょっと高級な「圍爐 」というお店もある。台湾のレストランの雑多な雰囲気になじめぬ、という方はこちらからでもいいかもしれない。

晩御飯後は長白小館からほど近い、日本未上陸?のケーキ屋「Lady M」へ。アメリカを中心に香港にも支店があるが、日本にはないというこのお店、最後に行ったときはカフェの中でケーキを食べたが店内は台湾女子で埋め尽くされていた。今日はテイクアウトのみで、ホテルでおやつに食べる。乳製品アレルギーもちなので一応「dairy Free」があるか聞いてみる。なかったらせめて同伴した友人や夫が食べるところを見たい。それほどに芸術的で美味しいケーキなのだ。基本的にミルクレープが定番の人気商品だ。リージェントタイペイホテル内にもテイクアウト専門店があったはず。

こうして無事おやつをゲットしたら、コンビニでしょっぱいものも追加する。適当に見繕うが、やはりクラッカー系ははずれがないだろう。

台湾にいると永遠に食べている気がする。悲しいかな4年前よりは確実に胃が衰えているだろう。昼ご飯を食べただけで胃もたれするのだ。しかし吐いてでも食べたい、それが台湾飯である。

今日の振り返りをしながら、明日はどこへ行こうかとホテルで計画を見直す。グーグルマップで目星をつけた店を片っ端からおさらいする。やはり朝ごはんはあそこに、もう一度行っておこう。

二日目

6時に起きてシャワーを浴び捕まらない程度に化粧を施し、7時にホテルを出る。MRT「善道寺」駅で下車。台北の超有名店「阜杭豆漿」。シェラトンホテルに陣をとるとかなり近いこの店はどんなに朝早く行っても超並ぶ。ビルの2階に店があったが、列は1階へ伸び、そのままビルを取り囲むように並ぶ。

しかし台北の店はテイクアウトの人も多く回転も速い。並んでいるとお菓子を配る人が訪れたりするので本当に楽しい(コロナ前の情報)。どんなに「ガイドブック通りじゃねぇか」と言われても返す言葉はないし別に良い。美味いのだから仕方がない。ここに来て食べたいのである。

温かい豆乳スープに切り干し大根や揚げパンが入っていて、優しい味。入れるものは確かチョイスできたような。こちらの店も他の店と同様たくさんのブロガーさんたちが情報をアップしているので、事前情報があるとオーダーも速い。興味のある方はぜひ。

今日はここまでにしておく。ついに台北の気温なども調べてしまった。気温こそ高いが連日雨が続いているようである。そうだ、台湾は熱帯なので雨季があるのだ。そんな中ビーサンで歩きたい。現地の人々のように、屋台で買ったご飯をビニール袋に下げて走りたい。「雨(yu)~!」などと言いたい。露出度の高いタンクトップで。あちらの方々は大人女子とて短パン率が高い。日本では抵抗もあろうがあちらでならもしかしたら、とそんなところまで台湾に託すのだった。人気者は負担が多い。



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