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常のNo.1 歌手 Ruth Brown

はげしく歌う女性歌手が、長い間どうも苦手でした。"Mama, He Treats Your Daughter Mean" に代表される Ruth Brown の鮮烈せんれつなイメージが僕の中にあって、力強い女性の歌を聴くと、どうしてもそれと比べてしまう。そうすると、なにか Ruthルース Brownブラウン の下手な真似事まねごとのように思えてしまったのです。

中高生の頃、全く違ったタイプの2人の歌手、Ruth Brown と Billie Holiday が僕に与えた印象が強すぎて、それ以外の女性歌手をほとんど受け付けませんでした。その後この2人を長く聴かなかった。そうしなかったら、他の女性歌手の歌がいっさい耳に入ってこなかったろうと思います。

今は解禁かいきんして2人とも聴きますが、Billie Holiday は今でも好きですが、僕の中のNo.1ナンバーワン Jazz Singerジャス・シンガー ではないけれど、Ruth Brownはるがない。力強い、リズムのかたまりのような歌。ユーモアもある。そして激しい曲だけでなく、スロー・バラッドだって、この人は抜群ばつぐんなのだ!

 (2018年3月にinstagram(philosophysflattail)に書いた記事を手直ししたものです。)

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