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日本人サラリーマンも世界を食べる

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【スニーカー文庫《俺のラノベ》コンテスト「笑える話」特別賞入選】 しみじみと面白い。 趣味は料理。外食したものをキッチンで再現して細部を探るのが好き。 外資系サラリーマンだっ…
「日本人サラリーマンも世界を食べる」をマガジンにしました。ここからそれぞれの記事を単品で買うことも…
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ゴルフ飯古今東西

ゴルフ飯古今東西

 アメリカ、もっというなら北米大陸においてゴルフはスポーツだ。
 アメリカ、カナダでは特にその傾向が高い。従って料金もリーズナブル(5ドルとかから遊べると思う)だし、市営のゴルフ場なんてものもある。
 この傾向は食事にも反映されていて、アメリカのショミーンなゴルフ場では豪華なものは食べられない。
 例のゴルフ好きの大統領が行くようなゴルフ場なら食事も豪華なのだろうが、市営のゴルフ場なんて行こうもの

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RMSの悲劇

RMSの悲劇

 RMSがよくなかったのは、資本元のレミーマルタンよりも美味しいブランデーを作ってしまったことだった。
 それはそうだろう、あれだけこだわったアルマニャックはそうはない。対抗できるとしたらポールジローくらいじゃなかろうか。

 父が帰国して一週間後、僕はRMSに電話していた。
 ブランデーが切れた。だから在庫確認の電話を入れたのだ。
 ところが何か様子が異う。
 いつもはゆったりしているのに、何か

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ナパの思い出

ナパの思い出

 ナパ、である。
 ナッパではない。

 ナパはサンフランシスコの北に広がる広大な谷である。

<地図はたまこさんのコンパスからお借りしました>

 ワインの生産で世界的に有名で、ナパのワインはカリフォルニアワインの通称で日本でもたくさん売っている。
 ナパバレーには広大すぎて気が遠くなるほどの葡萄畑が延々と広がり、そこここでワインが生産されている。

 そしてここはグルメ拠点としても有名だ。有名

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サウナ・パーティとは一体なんだ

サウナ・パーティとは一体なんだ

 日本とフィンランドは文化的にかなり似ている部分がある。
 例えばお風呂の楽しみ方。
 フィンランド人も日本の温泉のようにサウナを楽しむ。
 それも、集団で。

 僕が勤めていた北欧系の携帯電話会社はフィンランドのタンペレに一大開発拠点を構えていた。そこにはヘルミア2からヘルミア6まで、5棟の開発棟があったのだが、なんとその全てのビルのペントハウスはサウナになっていた。
 ちなみにこれは日本も同様

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シアトルのフレンチディップ

シアトルのフレンチディップ

 フレンチディップというサンドウィッチをご存知だろうか?

 日本でフレンチディップを食べられる店はほとんどないので、知らない人が多いかも知れない。
 フレンチディップはロス・アンジェルス発祥のサンドウィッチだ。フレンチとあるが、フランスとは全く関係がない。というか、むしろフランス人はこれを避ける気さえする。
 フレンチディップの組み立て自体は簡単だ。
 とりあえず、アメリカ風の柔らかいフレンチロ

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アメリカのハンバーガーは今でもでかいか?

アメリカのハンバーガーは今でもでかいか?

 アメリカのハンバーガーは一般的にでかいという認識が普通だろう。
 実際、同じマクドナルドのビッグマックでもアメリカで食べる方がでかいという人もいる。
 バーガーキングはでかいので有名だが、これも日本サイズはジュニアサイズだというアヤシイ噂がまことしやかに囁かれている。
 実は僕はまだ日本のバーガーキングに行ったことがないのでこれに関してはなんとも言えないのだが、マクドナルドのビッグマックは確かに

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ホビロン、またはバロット

ホビロン、またはバロット

 皆さんはホビロン、あるいはバロットという食べ物をご存知だろうか?

 ホビロンというのはベトナムでの名前、フィリピンではバロットと呼ばれる。
 これは、アヒルの有精卵をある程度まで孵化させて、だがアヒルの雛として孵る前に茹で殺して食べる恐ろしい料理だ。
 そのグロテスクなイメージから、特に西欧圏では極悪珍味として名高い。日本人は何でも食べる癖にホビロンは可哀想すぎて人気がない、というか食べたこと

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アメリカ人と日本のイザカヤ

アメリカ人と日本のイザカヤ

 以前、イタリアの血が薄すぎるイタリア系アメリカ人のクリスのことはみなさんにも紹介したと思う。
 今回は立場を逆にして、そのクリスが日本に長期出張した際の顛末をお話ししたい。

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 当時、僕たちはA5サイズの小さなタブレットを開発していた。
 売りはインターネット機能で、モデム内蔵というところがミソだった(当時は無線LANなん

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微笑みの国の屋台ラーメン

微笑みの国の屋台ラーメン

 タイにダイビング旅行に行ったときのこと。
 プーケットで泊まった安宿の向かいに、いつも夜に店を出している屋台ラーメンの店があった。
 正直、しがない。
 子連れのおばさんが一人でやっている店なのだが、パラソルとかを一生懸命設置している割には客が少ない。
 向かいが大きな中華料理の市場だったのもまずかったのだろう。
 その屋台はいつも閑古鳥が泣いていた。
 子供は我関せずとその辺を走り回り、おばさ

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