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70年代個人的洋楽10選

80年代や90年代など他の年代、ディケイドをいろいろやってきましたが不思議とまだその手前の70年代をやって来ていなかったので、ここら辺でこの年代にも手を出していこうかなと思った次第です。当然のようにリアルタイムではまだほとんど生まれていない時代で知りませんが、後追いでやはり洋楽と言えばまずこの年代みたいな教科書的な曲がどの年代よりも多かったように思います。イーグルス、クイーン、レッドツェッペリン、ローリングストーンズ、カーペンターズ等々。しかしながら今回はそういった有名どころは避けて、僕が80年代のコンピレーションアルバム集「MEGA HITS 80's」の後に同じような趣旨で発売されていた「SINGLES Hit Pops Anthology 1968→1982」という70年代洋楽を主に集めたコンピレーションアルバム集からいろいろやっていきたいと思います。ややマニアックかもですが知っている曲、聞いたことある曲も結構あるかと思います。では早速どうぞ。


Raindrops Keep Fallin' On My Head / B. J. Thomas (1970年)
邦題は「雨にぬれても」で映画「明日に向かって撃て!」の主題歌でもあり、ビルボードで4週連続1位にもなった大ヒット曲です。僕の大好きな「聞いたことのある洋楽ソング」のひとつでして、大昔洋楽を聴き始めの頃はこういう聞いたことのある洋楽に出会うことが何より嬉しかったことを覚えています。70年代のほのぼのとしたゆったりとした時間の流れを感じさせる名曲ですね。80年代ほどはまだせかせかしてなくて、情感たっぷりすぎる時代だなあと勝手に解釈しております。まあその分洗練という部分はまだビートルズが耕してすぐくらいなので、物足りない面もあるかも。でもそれがレトロ感あっていいとか、ブルーノマーズなんかがリバイバルヒットとかこの年代の空気感ごとさせたりしているのを見て思ったりもします。映画は有名らしいですが、まだ見ていません。MV見たら面白そうなので一回見て見ようかな。


Joy To The World / Three Dog Night (1971年)
邦題は「喜びの世界」でビルボードで6週連続1位も記録した当時の大ヒット曲でもあります。これも「聞いたことのある洋楽ソング」で大好物でした。今でいうポップロックで聴きやすくていいですね。本物のロック志向の人からは避けられていそうな曲ですが。このコンピレーションアルバムはかなりこういう知らなかったけど聞いたことのある洋楽ソングが多くて、それまで避けていた80年代より前の洋楽への間口を広げてくれたりしました。まあでもやっぱり一番好きなのは80年代の洋楽だったりしますけど、70年代も悪くないなあと思わせてくれた思い出深いコンピレーションアルバム集ではあります。


Get It On / Chase (1971年)
邦題は「黒い炎」でいわゆる聞いたことある洋楽ソングとは少し違っていましたが、何より当時の時代の熱量というかその年代でしか出せない音、サウンドのかっこよさにシビレまくった曲であります。こういうサウンドがやっぱり70年代とかの洋楽の良さと言いますか、もう二度と再現できないレトロパックみたいな味わい深い古着のジーンズみたいな、いい空気感がたまらないです。こういうのは80年代にはすっかり消えてしまっているのでやっぱりいいですね、70年代も。


American Pie / Don McLean (1972年)
8分以上もある長い曲ですが、ビルボードで4週連続1位にも輝いた大ヒット曲でもあります。これも聞いたことのある洋楽ソングで70年代の牧歌的なサウンドがいいですね。まだそこまで時代はせかせかしていないというか、パソコンとかもなかった時代ですし、ゆったりとした時間が流れていたんだなあと思わせてくれるそんなサウンドも結構好きです。後年マドンナもカバーしたりしていましたね。アメリカ人には結構スタンダードなナンバーなのかなと思ったりします。


Alone Again (Naturally) / Gilbert O'Sullivan (1972年)
これぞ洋楽の教科書ソングの代表みたいな、そんな曲だと思います。ギルバートオサリバン自体はそこまで有名ではないかもですが、この「アローン・アゲイン」は永遠のスタンダードナンバーと言っても過言ではないくらい有名で、いい曲だと個人的には思ったりします。洋楽聴き始めの耳にとてつもなく優しく「もっと洋楽を聴いてみたい」と思わせてくれる魔法のような一曲でした。大好きでしたね、今もですが。あんまり好きすぎてカラオケでも歌えるように頑張ったりしたのもいい思い出です。まあ洋楽をカラオケで歌ってもしらけるばかりではありましたが笑。洋楽好きな友人と行った時だけ歌ったりします。


If You Don't Know Me By Now / Harold Melvin & The Blue Notes (1972年)
邦題は「二人の絆」で、これも聞いたことのある洋楽ソングで一発でお気に入りになりました。80年代にはシンプリーレッドがカバーしてそっちはビルボードで1位にもなりましたね。オリジナルは3位だったそうです。フィラデルフィア・ソウル、フィリー・ソウルとも言われる70年代前半に一世を風靡したフィラデルフィア発のソウルミュージックの代表曲の一つで、日本でもかなり人気が高かったと思います。メロディラインがどこまでもロマンチックで豊かで、その世界にドップリと浸れる至福の時間をこの曲を聴いている間は過ごせるのではないでしょうか。僕自身も初めてこの曲聴いた時は部屋の明かりを消して真っ暗にしてその極上のメロディに浸ったりしていたかなりのロマンティストでした。彼女もいない引きこもり野郎ではありましたが笑。


Sweet Home Alabama / Lynyrd Skynyrd (1973年)
こういうカントリーロック系も大好物でして。イーグルスとかドゥービーブラザーズとか、あの年代だからこそ表現できるロックといいますか、あのレトロ感と程よい技術、ソウル、なんとも言えない味があって本当に好きです。レーナード・スキナードもこのコンピレーションアルバム買うまで一切知ることはなかったですが、この曲とのちに紹介する「フリー・バード」にはかなりやられましたね。めちゃくちゃタイプのサウンドで。一曲目をこの曲でラストを「フリーバード」にしたイーグルスやキャロルキング、TOTO
などを混ぜた「カントリーロック」のCD-Rを年上の知り合いのお兄さんに2000年くらいにパソコンで作ってもらってそれをずっと聴いていた記憶があります。それを何を思ったのか専門学校時代のクリスマスパーティーのプレゼント交換で渡してしまって後年その友人に聞いても「どっかいった」という何ともありがたみのない話でして笑。人生で後悔していることのリストに今でも刻まれております笑。もう一個のハードロックバラードのCD-Rもそいつにあげたけど同じように行方不明。うーんタイムマシンあったら止めに生きたいです、その当時の僕を笑。


Free Bird / Lynyrd Skynyrd (1975年)
レーナードスキナードのロック史に残るギターの名演奏が聞ける名曲です。あのコンピレーションアルバムでは頭ひとつ抜け出た名曲だったとも思います。それくらいもう「なんでこの曲知らなかったのだろう」という衝撃がありました。レッドツェッペリンの天国の階段にも匹敵するような荘厳な歴史的名曲の佇まいをこの曲からは感じられます。やっぱりあのカントリーロックを集めたCD-Rはもったいなかったなあ。完璧なラインナップでしたから。たぶん曲順だけならまだどこかのノートに残っているかもしれないので、また「昔作ったMD、カセットテープ」シリーズで紹介出来たらと思います。ああ、でもやっぱり現物を取り戻したいです笑。


Can't Give You Anything (But My Love) / The Stylistics (1975年)
キムタクのギャッツビーでしたか、20年前以上にやっていたCMは。そのバックに流れていた邦題は「愛がすべて」のスタイリスティックスのディスコサウンドの名曲です。これはこのコンピレーションアルバムを買った1997年くらいにはまだキムタクのCMとかやってなくて、CMで「あ、これ持ってるかも」となって「あ、あったわ」でお気に入りソングになったりしました。あの頃のキムタクやSMAPの勢いまで思い出させる懐かしいCMやなあとこの曲聴いて思い出したりします。


Play That Funky Music / Wild Cherry (1976年)
最後も当時のディスコサウンドで。この曲は聞いたことなかったですが、だんだんとそのノリに感化されて好きになっていった曲です。渋い、カッコイイ。あの時代ならではのグルーブとアンサンブル、たまらないです。レトロ最高っす。あの当時のディスコに行ってこの曲で踊ってみたいなあとか思わせてくれる魔法の曲ですね。まあ一回もクラブとか行って踊ったこともない人間ではありますが笑。


すべて男性ボーカルでしたがご了承くださいませ。やっぱりこの年代は圧倒的に男性優位なもので、いい曲やヒット曲はほとんどそうなっていました。まあでもやっぱりこの年代とかのレトロ感は60年代だとまだ粗削りで物足りなく、80年代になるともう時代がシンセみたいなコンピューター的、デジタルなどが出てきつつあり味が薄くなっていて、やっぱり70年代独特の味わいがあっていいですね。これにまだまだレジェンド的な大御所が控えているので、いや単独でやるかも、ですがレッドツェッペリンやイーグルス、クイーンなどは、70年代もこれから何弾かにわけてやっていきたいと思います。80年代や90年代はかなりやりつくした感もあるので、いやまだまだあるかな。凄いな洋楽は底なし沼みたいにいい曲のオンパレードです。そんな感じでしたが今回はこれにて。また何かの10選などでお会いしましょう。

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