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夏のうた個人的15選【邦楽編】

暑すぎてもう夏バテしそうです笑。なので音楽だけは夏を感じさせる曲で涼んでなんとか乗り越えようと、ここの所は音楽記事は「夏っぽい」曲しかやる気が起きないので、今回も「夏のうた」ですいません。前回は何とか頑張って洋楽で夏っぽいのを集めて見ましたが、やっぱり日本の曲は四季がはっきりしているので洋楽よりは見つけやすかったですし、選択肢がたくさんあったので選ぶのに迷ったりしました。それでもなんとか「個人的」に夏のうたはこれ、という感じで出来たので、よかったら。年代は1980年代から2010年代までとかなり幅広いですが。では早速どうぞ。


君は天然色 / 大瀧詠一 (1981年)
日本のポップスの夜明けとも称される大瀧詠一の1981年の歴史的名盤「ロングバケーション」からのシングルです。僕自身大瀧詠一は世代ではなくてほとんど知らなかったのですが、亡くなってからその功績というのが日本の音楽史に燦然と輝いているものだと気が付いて、リスペクトするようになりました。ユーミンとか、山下達郎とか、井上陽水とか今の日本の音楽の源流を形成した偉人のひとりですね。音を聞いても全く古びていないのがこの人たちの凄いところで、時代を超えた普遍性に手が届いた、初期の本当の天才だったんだなと思ったりします。この曲も夏のあの時代の豊かな雰囲気と普遍性がブレンドした特別感がたまりません。


君に、胸キュン。 / YELLOW MAGIC ORCHESTRA (1983年)
この曲はたぶん、今から11年前にNHK朝ドラでやっていた「あまちゃん」で主人公のアキの母親春子の1980年代の青春時代のバックに流れていたので初めて聞いたのかその前からコンピレーションアルバムを1枚持っていて知っていてドラマでかかって「あ、知ってる」みたいに思ったのかは忘れましたが、とにかくあのYMOがこんなボーカル入りの曲もやっていたんやって驚いた記憶はあります。YMO自体はやっぱり世代ではなくて後追いでも聞かなかった数少ない有名なアーティストのひとつですが、やっぱり伝説的カリスマって感じは聞いてなくても伝わって来る、触れただけでそのオーラが凄いですね。坂本龍一、高橋ユキヒロ、細野晴臣の3人のカリスマ性と才能が半端ないってのは聞いてなくても伝わって来るのが不思議で。やっぱり早くちゃんと聞いた方がいいですね。この曲も一見単純なポップスの作りになっていますが、何となくで申し訳ないですが、曲の構成とか裏の仕様というか、そこら辺がめちゃくちゃ音楽的に高度な感じになっているような印象も受けて、やっぱり凄い人たちが作った音楽だ、って思ったりします。MVはかなりパロディ的でそれもいい味出してます。おじさんたちが分かった上で演じている感じがいいです。


シーズン・イン・ザ・サン / TUBE (1986年)
夏のうたと言えばな曲ですね。日本の音楽史に燦然と輝く夏ソングの名曲だと思います。ボーカルの前田亘輝さんがこの当時で21歳でほぼ完成されたスタイルで完璧に夏のフィーリングをマッチさせていて、天性のものなんだなあって思ったりします。作曲はまだオリジナルではなくて、織田哲郎だったりしますが、織田哲郎ってもうこの時代からヒット飛ばしていたんやなあってこの曲のクレジット見て驚いた記憶もあります。世代的にZARDやWANDS、DEENなどの90年代のイメージが強かったので。MVとか当時の歌番組のセットがて作り感の昭和な感じがこれまたいい味出していて好きです。やっぱり昭和は豊かだったなあ、いろいろな意味で。


世界でいちばん熱い夏 / プリンセス プリンセス (1987年)
プリンセス プリンセスと言えば「ダイアモンド」だったりしますが、でもこの曲もかなり有名で、小学生の時とか流行っていたのを、たぶん歌番組とかで見て聞いて知っていたのだと思います。女性バンドでここまで王道のポップスやロックをしかもオリジナルで作って歌った人たちってそれまでいなかったし、その後も彼女たちに匹敵するくらい大ヒット飛ばして国民的に認知されたバンドとかっていないんじゃないかって思ったりします。それくらいプリンセス・プリンセスがいた時代って音楽史的に見たら希少だったのかな、と。80年代のあの解放感とかいろいろ素地があってのことかもしれませんが、やっぱり80年代は洋楽邦楽問わず、カラフルで心が膨らんでいきますね、なんか。やっぱり大好きな時代です。


真夏の果実 / サザンオールスターズ (1990年)
一回「90年代個人的邦楽10選」シリーズで取り上げましたけど、やっぱりこの曲は外せなかったです。夏のうたの頂点みたいな感じで君臨していますね、日本の音楽史に。僕も例外なく大好きな曲です。夏の海にほとんど行ったこともなく、ましてや恋の思い出もないのに、なんでこの曲を聴くと恋愛疑似体験が出来てしまうのかっていうくらい、切ないラブソングで。すべての人の願望を一手に引き受けたかのような、桑田佳祐の大宇宙へ飛行していくような、凄みすら感じさせる歴史的な一曲だと思います。でもさすがに古希も近いということで、今年を最後にサザンの皆さんは夏の野外フェスは辞めるそうですね。仕方ないです、こんなに以上に暑い夏は、医者じゃなくても止めてください、って言いたくなります。あの年齢の人たちには。でも今までありがとう、って思っているファンの方は数えきれないくらいたくさんいるでしょうね。MVは映画は観てないですが主題歌として、さらに桑田さんが監督した「稲村ジェーン」の画像とリンクしたのがあったので、どうぞ。


survival dAnce ~no no cry more~ / trf (1994年)
これも前曲と同じで一回「90年代個人的邦楽10選」シリーズのどこかでやりましたが、夏ソングとして外せなかったので失礼します。そこでも書きましたが高校1年に入ってコンビニとか街の至る所から流れてきて、時代の移り変わり、僕の人生のステージの入れ替わりに呼応するみたいなサウンドトラック的に脳裏に刻まれております。懐かしい夏ソングの一つでもあります。小室哲哉がTMNを解散させる前後くらいにもうこんな名曲や一皮むけた音楽をやっていたことに、当時のファンは驚いていたのではないでしょうか。やや後追いでTMNとか聞いていたので、そこでやっていたこととは違う形でさらに大きくなっていく小室サウンドみたいな、彼の底知れない才能に、同時期にブレイクしたミスチルと同様日本中が麻痺して音楽漬けになっていく様がなんか懐かしいですね、時代の体験者として。


青い車 / スピッツ (1994年)
90年代に現れたミスチルと双璧な才能と言えばこのスピッツで。草野マサムネが作る音楽がまた桜井さんと同じレベルでしたが、違ったアプローチというか、味があって僕も大好きでした。特にこの曲ではないのですが「ロビンソン」とか。桜井さんの底知れなさと同じような底の見えなさをあの曲から感じて、ある意味高校時代で一番聞いた曲かもです、ロビンソンは。まあでもあの曲は「夏ソング」のイメージではなかったので、スピッツの夏ソング的な感じが個人的にするのはこの曲かな、と思ったりします。スピッツ個人的10選か15選もそのうちやってみたいな、と思ったりします。


あなただけを ~Summer Heartbreak~ / サザンオールスターズ (1995年)
個人的にサザンオールスターズを同時代的に聞いた曲ってこの曲とかになります。たしか福山正治とか今田耕司が出ていたフジテレビの月9ドラマの主題歌だったと思います。当時はまだ邦楽しか聞いていなかったので、前年1994年はまだ活動休止中で、流行歌聞き出してはじめての「あのサザン」の新曲ということで注目していました。同時期に作ったりしていたカセットテープ「NEW SINGLE COLLECTION」シリーズの第1弾とかにこの曲とか入れていた記憶があります。もう手元にはないのでnoteに「昔作った~」では出せないのが残念ではありますが。ダウンタウン司会の「HEY! HEY! HEY!」とかにもゲストで出ていたりとか懐かしく思い出します。やっぱり1995年は青春のピークな時代やったなあとか。阪神淡路大震災やオウム真理教の一連に事件とか、世相はかなり暗かったですが、人生最高の一年とかやったかなあ、とか思ったりします。高校2年生とかだったので。


Stay Gold / Steady & Co. (2001年)
ドラゴンアッシュの降谷建志やリップスライムのILUMALIとかからなるスーパーユニットの曲で、2005年とかにTSUTAYAから出ていてタダでもらえたお得な「MUSIC handbook 2005」とかで知りました。今も手元にあったりします。その時点までのTSUTAYAの歴代レンタル総数とかでランキングしてあって、かなり面白かったですし、知らない音楽に出会うきっかけともなりました。洋楽で一番借りられたのはビートルズの青盤で邦楽は宇多田ヒカルの「First Love」とか時代もかなり感じさせる内容ですが、見ていて飽きなかったですね。で、この曲とかもそこで知って、聞いてみたらめちゃくちゃカッコよくてすぐにお気に入りになったりしました。夏のうたかどうかはわからないですが、雰囲気が夏っぽかったのでここに入れました。MVは規制がかかっているのか、オリジナルかはわからないですが、クレジット入りで。


なごり夏 / BENNIE K (2003年)
BENNIE K、大好きでしたね。ひきこもりから出だして洋楽からまた邦楽に戻ってその進化に驚いていた時に出会って、一時期かなりファンでした。同世代でもありましたし、ラップ担当のCICOは同学年とかで「うわ、もう同じ年代でこんな凄いアーティストが」とか。まあ椎名林檎や降谷建志や浜崎あゆみとかもうかなりたくさん出て来たりしていましたが。1978年生まれとかって午年だからなんか凄いんかなとか、占いによると超人的な活躍が出来る人とかだったので、「あ、俺も引きこもってたけど、ここから復活したら凄ないか」とか妙に励まされていたり、同学年の活躍に。で、この曲はベスト盤とかに入っていてそれまで全く知らなかったのですが、死ぬほどいい曲やなあって思ったことを記憶しております。激しいラップとの落差、この凄まじい情緒性ってのが彼女たちの魅力でしたね。フェスとかで生で観れたのは一生の宝物でもあります。MVは静止画で失礼します。


君にBUMP / ケツメイシ (2004年)
ケツメイシも好きでしたね。2003年の「はじまりの合図」から2005年の「さくら」くらいまでめっちゃ聞いていました。はじまりの合図がまだ書いていないですが、ひきこもりか脱出していくきっかけとなった幼なじみの車に乗って塗装工場に向かう車の中でかかっていてかなり印象深い思い出の名曲とかになっています。また「2000年代個人的邦楽Ⅲ」とかでやるかと思います。2004年エピソードとそれがらみの曲はまだあったりするので。この曲とかも確か何かのCMで小栗旬の奥さんになった山田優とかが脚広げてジャンプしていたバックに流れていたような、そんな記憶があります。いい曲やなあって、早速いろいろなMDとかに入れたりしていました。ケツメイシの全盛期とかでしたかね、あの時代は。思い出深いです。これもMVは静止画で失礼します。


My Way / Def Tech (2005年)
これもめちゃくちゃ流行りましたね。ミュージックステーションで彼らがこの曲を披露した時司会のタモリが「日本の音楽ってここまで進化したんだって思ったよ」って珍しく絶賛していたのを記憶しております。それくらい、何かそれまでの音楽とかとは別次元のところから鳴り響いている洋楽や邦楽といった狭い垣根を軽く超えていくアーティストとかがあの時代からたくさん生まれてきたような気もします。ロックとかではエルレガーデンだったし。あの時代は邦楽がかなり勢いあって、それまでの音楽の枠組みが崩れていくような、真新しさもあり、追いかけていて楽しかったです。ヒップホップ系がメジャーになっていくのと同時に邦楽全体が進化していったような気もします。このライブ映像の夏の雰囲気、めっちゃいいですね。


純恋歌 / 湘南乃風 (2006年)
僕より少し下の世代にめっちゃ人気がある湘南乃風の代表的なヒットソングです。まあそこまで交流あったわけでもないですが、専門学校とか30歳で2008年とかに入学して、みんな湘南乃風の「睡蓮」とかでカラオケで大合唱したりしているのを見て「あ、こんなに人気あんねんや」とか思ったりしていました。僕的にはこのバラードとかで好きになったりしたので、そこまで人気あるとは、引きこもり体質で同時代的な空気も読めなかったので相変わらず、自分のアンテナにかかった音楽だけ拾っていました。でもこの曲は大ヒットしていましたし、切ないバラード系だったのですぐに飛びついて、またありもしない恋愛の情景に浸ったりしておりました笑。


Endless Summer / BENNIE K with Blaise Plant (Monkey Majik) (2006年)
夏の終わりにピッタリな曲だと思ったりします。BENNIE Kもかなり好きで単独でMDにベスト編集版とか作って当時はまだ整骨院行く前とかで、新聞配達しながら今は亡きMDウォークマンとかで聞いていました。特に夏の暑い季節の朝とかにこの曲が流れて来ると、もうトリップ感がたまらなかったですね。朝焼けとかとシンクロして、マンションの高いところから眺める朝日とかは新聞配達していた時のご褒美の時間だったとも思います。今はもうそんな時間には起きれないですが笑。これも懐かしいモンキーマジックとのコラボで洋楽邦楽の垣根を超えた名曲だとも思います。


打上花火 / DAOKO×米津玄師 (2017年)
ラストは一気に10年以上飛んだこの曲で。これも夏の終わりに聞くとハマりますね。この時代は訳あって2回目の新聞配達をしていた時期で、ちょうど7年前ですか、「整骨院最後の日【エッセイ】」でも書きましたが10年以上勤めていた整骨院をケンカ別れをしまして、やらざるを得なかった時代ですね。前はまだ20代とかで体力もあったし、その時代はまだ夏もそこまで猛暑日連続とかではなかったから夕刊とか結構配れたのですが、この2017年とかは温暖化がさらに進行していたのか、ほぼ毎日のように猛暑日かそれに近い状態で、帽子とか被っていましたが、夕刊を配る時間の午後3時とかからはめっちゃ暑くてホンマヤバかったです。一回熱中症とかで朝行く時倒れそうになり、しかも仕事見つけてやり始めとかだったので、死にそうな状態で我慢してなんとか朝刊配りに行ったのが、ホンマ7年前の8月1日とかやったなあ、と今思い出しました。で、そんな地獄の日々の夕刊配達の商店街とかからBGMで流れてきたのがこの曲で。「あ、今こんないい曲が流行ってんねや」とか邦楽の進化をさらに実感した、いろいろと思い出深い曲です。この後くらい2018年に米津玄師は「Lemon」とかで大ブレイクしていきましたよね。つい最近のように思いますがそれでももう6年も前ですか。時代の流れは早いです。コロナもあったなあ、いやまた流行しつつあるとか、もうわけわからん時代ですね。なんとか生き抜いていけたらと思ったりします。



何とか邦楽編も出来て良かったです。もう夏のネタはないかな。いやJAZZのフュージョン系のメタリックな響きも夏にはいいかもとか思ったりしており、夏が終わる前にもう一回「夏のうた個人的15選【JAZZ編】」と題してやるかもです。まあでも何回も言うようですが、夏の暑さが尋常でないので、しかも働かないと生きていけない、個人的にはこの夏にどうしても稼がないとヤバい事情もあり、体調崩せないので、ホンマ、夏バテ、熱中症にはならないように、あ、コロナもいろいろ流行って、うーん、気を付けなければならないことだらけで大変ですがなんとか、この夏はもはやサバイバル感が出まくっているので、アドレナリンを適度に出して、でも無理しない生存戦略を駆使して乗り越えていきたいと思っております。ではまた何かの10選とかで。

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