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「When」が戦略のキモに

vol.170

昨年の4月に発売された『Rusty’s Retirement』というゲームをご存知でしょうか?

〈@DIME / 2024年12月14日〉

こちらはパソコンでできるゲームなのですが、個人開発ながら30万DLのヒットに。

その人気の秘訣は、何と画面の下半分でできるゲームなのです。

Rusty’s Retirement

つまり、仕事をしながらでもできるゲーム

いやいや、ゲームに集中しちゃって、仕事できないでしょ?

という声が聞こえてきそうですが、PCにタスクを与えて放置するだけ

つまり、息抜きのときに少し動かぜば成立するので、見事に両立できるのです(笑)

(もちろん、ちゃんと切り替えできる人ということが前提ですが😊)

例えば、Mister Morris Games『Rusty’s Retirement』は、ロボットのラスティに指示を与え、農場を運営するゲーム。

作物の種を撒く場所新設備の建設地を指定すれば、後はラスティらロボットが自動で栽培、建設してくれます。

(値段は750円)

ほかにも、DEVDUP『Under the blue horizon』は、人魚とともに魚を育てて海をつくっていくゲーム。

(値段は700円)

いずれにせよ、仕事の息抜き時間を狙って開発されたゲームというのが、非常にユニークです。

今、エンタメコンテンツは、ユーザーに対して熾烈な時間の奪い合いをしています。

日常の余暇時間(例えば仕事が終わった後の夜)は、まさにレッドオーシャンです。

2年前、『ポケモンスリープ』が出た際は、「ゲームが睡眠市場(時間)に参入??」と非常に驚きました。

そして今回のゲームも、仕事のパソコン下半分をハックして、息抜き時間を押さえている

まさに、余白の陣取り合戦が激化しているなと思いました。

今後はいかに時間のブルーオーシャンを見つけ、進出するかという「When」の戦いがますます熱を帯びそうです。

これは、エンタメだけではないでしょう。

現代人は、時短への意識がどんどん高まっているので、いかに時間を制するのかということが重要になります。

自社の商品が生活者にとって「いつ」使われているものなのか?もっと戦いやすい時間はないのか?といったように、より戦略的に考えていくことが必要かもしれませんね🤔

非常に刺激を受けた事例でした〜

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!


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