40代は「免疫力」の曲がり角
column vol.206
コロナ対策といえば「免疫力」ですが、どうやら40代は免疫細胞がグッと老化してしまうそうです…(涙)。
〈プレジデントオンライン / 2021年2月8日〉
免疫系には、T細胞、B細胞、好中球、NK細胞、マクロファージ、樹状細胞などさまざまな免疫細胞が働いていますが、本日の主役は「T細胞」。
感染症に関するキーパーソンとなりますが、個人差はあるとして一般的には40代で半分に、70代で20%ほどに低下するそうです、、、(汗)。
ただ、老化防止の秘策があるようなので、今日はそちらをご紹介したいと思います。
秘策その壱「腸活」
ウイルス性の感染症ではT細胞の中でも「キラーT細胞」が花形として活躍するらしいのですが、「発酵性食物繊維」を多く摂ると、キラーT細胞が活性化されるとのこと。
発酵性食物繊維とは、腸内で発酵しやすい食物繊維のことで、小麦ブランに含まれるアラビノキシラン、大麦に含まれるβグルカンが代表的です。
大麦に含まれるβグルカンは分かるとして、小麦ブランに含まれるアラビノキシランと言われると、「何?」ってなりませんか?
これを分かりやすい食品で言うと「ケロッグ オールブラン」です。
昨年4月に、小麦ブランに含まれるアラビノキシランを含んだ機能性表示食品としてリニューアルしたことがニュースになっていました。
ちなみに小麦ブランの「ブラン」は外皮のことです。
ちなみに当時、OZmallと組んだ記事広告にオールブランを使った簡単レシピが載っていたので、コチラぜひご覧くださいませ。
〈OZmall / 2020年4月15日〉
発酵性食物繊維を含む食品を多く摂取し、長寿で知られる京都府京丹後市では、100歳以上の高齢者の割合が全国平均の約3倍。
昨年行ったアンケート調査では、「インフルエンザに罹患したり、肺炎で入院したことがありますか?」という質問に「はい」と答えたのはわずか1.6%だったそうです(京都府立医科大学『京丹後長寿コホート研究』)。
ちょっと希望が見えてきました。
秘策その弐「ミトコンドリア」
大阪大学大学院医学系研究科教授の森下竜一先生によると、腸活と並んで着目して欲しいのが「ミトコンドリア」とのこと。
人はおよそ37兆個の細胞でできていますが、そのすべての細胞の中に存在するのが、このミトコンドリア。
森下先生は
「ミトコンドリアを活性化させて、免疫細胞のエネルギー循環が良くなれば免疫応答が正常に働きます。逆に、ミトコンドリアの働きが悪く、十分なエネルギーが供給されないと、免疫細胞の分化に影響し、数と質が低下します」
と、プレジデントオンラインの記事で話されていました。
また、獲得免疫系のB細胞とT細胞にもミトコンドリアは大きく関わっているそうです。
ミトコンドリアを活性化させるポイントは、バランスのいい食事とコエンザイムQ10の摂取が良いとのこと。
イワシ、ハマチの刺し身、豚肉、牛肉、卵、オリーブオイル、ブロッコリーなどに、コエンザイムQ10は多く含まれています。
さらに、コエンザイムQ10は油に溶ける性質があるため、炒めものやオイルをかけたカルパッチョがおすすめであると、森下先生はおっしゃっています。
あとは、十分な睡眠、適度な運動、ストレスや疲労の軽減も大切。
私のアカウントをフォローしていただいている方の中には、市民ランナーが多いですが、ランニングならLSD(ロング・スロー・ディスタンス)。
ゆっくり長く走ることがミトコンドリアを増やすことに繋がると言われています。
オールブランに、コエンザイムQ10、そしてLSD。
何だか、イケそうな気がしてきました(笑)。とりあえず明日は休日なので、まずは気持ち良くLSDを行いたいと思います!
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