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自分らしさは他人が決める
vol.169
冬休み最終日です…(汗)
明日からまた仕事の日々ですが、冬休みの宿題を昨日までに済ませ、今朝は晴れ晴れとした気分で過ごしております😊
皆さんにも、少しでも前向きモードで明日を迎えていただきたいので、最近心に残った記事を共有いたします。
それは、『日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち』の著者で、ドイツ在住のフリーライター、雨宮紫苑さんの【「自分のこと」ばかり考えている時点で、その仕事はいい結果に結びつかない】という記事。
〈Books&Apps / 2024年11月14日〉
株式会社スタジオジブリのプロデューサーで、宮崎駿さんや鈴木敏夫さんから薫陶を受けてきた石井朋彦さんが、著書『自分を捨てる仕事術』で語った言葉を引用しながら、「自分らしさ」について考察しています。
結論から言えば、雨宮さんは
「結局のところ、『自分らしさとはなにか』という答えを持っているのは、自分ではなく他人なのだ。
自分らしさなんて考えなくとも、まわりが勝手に『あなたはこれが得意でしょう?』『これができるでしょう?』と、わたしらしさを見つけてくれる。『いやいや自分はこういう人間だ』と言ったところで、まわりが『ちがう』と言えば、それはきっとちがうのだろう。少なくとも、仕事においては」
と、「自分らしさ」はあくまで相対的なものであって、最初から自分のなかに備わっている確固たる何かではないと指摘。
まさに、それはそうで、私自身もクライアントやチームメンバーによって、私に求める「池らしさ」は違うわけです。
それはnoteも同じで、ビジネステーマという大きな括りはあるにせよ、その中でテクノロジー、リーダーシップ、マーケティングなどなど、さまざまなジャンルの記事を書いていますが、このnoterさんはこういう系統好きだな、とか、このnoterさんはこういう系統のときだけ「スキ」を押してくださるな、とか、私のアカウントに期待することは、それぞれ違います。
仕事も、noteも、需要があって成り立つということを考えれば、やはり自分らしさは相手によって明確になるというのは本質でしょう。
そして、スタジオジブリの石井さんも、このように語っております。
「鈴木さんも宮崎さんも、自分のためにではなく、まわりのために、そして最終的には、作品を見てくれるお客さんのために映画と向き合っている。
それに対してぼくは、『自分のやりたい企画』『自分がいいと思うアイデア』に固執していた。(……)
よく鈴木さんは、
『自分のことばかり考えている人が、鬱になるんだよ』
と言っていました。
自分のモチベーションとか、成功とか、自己実現とか、そういうものにこだわりすぎる人は、どんどん心が狭くなる、というのです」。
一見、他人からの期待軸で仕事をするのはつまらないように思えますが、私も社会人生活を25年ぐらい続けてきて、意外とそうでもない部分を感じてきました。
結構、他人は自分の新しい魅力を見つけてくれる。
自分の可能性を広げてくれるのは、いつも他人だったりするのです。
一方、それはやはり相手のために必死にならないと生まれてこない。
自分の中の自分への定義が崩れた瞬間に、新しい自分がひょこっと出るような、そんなイメージなのです。
〜ということで、仕事で行き詰まったときこそ、目の前の人をいかに喜ばせるかということに専念すると見えてくる。
それは、「自分らしさ」じゃなくても、単純に自分の仕事を評価し、喜んでくれる人を目にすることで、少なくとも自分の存在意義は見えてくるわけです。
そんなことを大事にしながら、2025年もまた仕事に向き合っていきたいと考えております!
皆さんも、ますます飛翔する一年をお過ごしくださいませ〜
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!