生活者を主人公とした社会の実現
column vol.971
今回のタイトルは私が務めている株式会社ジャパンライフデザインシステムズの経営理念です。
本日、4月3日は42期目の始まりの日。
副社長になり、5期目の始まりを告げる日でもありました。
毎年、期の初日は新卒社員の入社式からスタートします。
そして私はいつもこの経営理念をもとに話をするのですが、本日はnoteのテーマともさせていただきますm(_ _)m
ビジネスのヒントを発信
当社はマーケティング会社ではなく、「マーケティングコンサルタント会社」であることにこだわりを持っています。
前者と後者で何が違うのか?
私たちは前者はクライアントの要望を最大限に叶えることを目指し、後者は「生活者(お客さま)の望み」を最大限に叶えることを目指す、と定義しています。
つまり、私たちは生活者の代理人である。
クライアントが生活者の期待に応える企業であり続けるための提案をモットーとしています。
例えば、マーケティング会社は「バーゲンの売り上げを最大化するための戦略と施策」というお題が出たら、そのオリエン内容に忠実に実現するためのアイデアを提案します。
一方で私たちマーケティングコンサルタント会社は「本当にバーゲンをやることが良いのか…?」というところから入ります。
であるならば、質の良いものを必要な分だけ定価で売れるようにしていく方が理想的である。
そうして、生活者にとって、企業にとって本当に有益な提案を考えていく。
そのために当社ではイマジナスという時流研究(生活者研究)のプログラムを実施しているのです。
毎週、会員企業様に分析レポートをお届けし、創業者の谷口正和は昨年他界するまでに88冊の書籍を発刊して参りました。
私はそのDNAを引き継ぎ、日々コンサルティングや講演を行っています。
そして、このnoteは日々の鍛錬をお裾分けしながら、アウトプットすることでさらに深く自分が学べる機会としています。
さまざまな事例を通して、少しでもビジネスのヒントになるような情報をご提供できるように。
そんなことを願いながら、日々記事を発信させていただいております。
一人一人の「次の自分」のヒントに
時流研究、生活者研究をしていると、自分自身の次のヒントが生まれてきます。
これからの「AI時代」に「リスキリング」するとしたら、何か必要なのか?
「副業」が推進されている世の中において、「これまでの自分のキャリア」を活かすのか?「新しい分野に挑戦」して能力の拡大を目指すのか?
「専門分野」と「他分野」の相関性からビジネス界全体の潮流を見つけ、ビジネスパーソンとしての成長に活かしていく。
そんな風に「次の自分」につなげていきます。
そうしたビジネスパーソン個人のヒントになるような情報のお裾分けもnoteでお届けしたいと思っております。
そこで、最近とても重要だと改めて感じているのが「スロージャーナリズム」です。
〈lifehacker / 2023年3月29日〉
オンラインマガジン「IDEAS FOR GOOD」ではスロージャーナリズムを以下のように定義しています。
「良質な情報」を時間をかけて咀嚼する
元マイクロソフト日本法人代表取締役で『39歳からのシン教養』(PHP研究所)の著者・成毛眞さんもスロージャーナリズムについてこのように語っていらっしゃいます。
確かに、有料にするということはその分、責任が生まれます。
それで信頼性を示せないのであれば、読者は離れていくでしょうし…、これだけフェイクニュースが溢れる世の中にあって「情報の信頼性」の担保は大きなアドバンテージになるはずです。
読者側の観点で見ても、そうした「信頼できる情報源」の確保が、その人の教養を育んでくれる。
また先日、【成功法は答えではなく「考具」】でも語りましたが
情報をより広く人々に知ってもらう(大衆化)ためには、「簡略化」が避けられません。
最近は難しい話を分かりやすく解説するテキストや動画が溢れていますが、そういったものが必要なことは前提としつつも、それだけに頼ってしまうと…、やはり…薄い人になってしまう…
最近は「タイパ」(タイムパフォーマンス)が重要視される時代だからこそ、時に眠くなりそうな難解な本も時間はかかっても読み進めることが、ビジネスパーソンとしての差を生むと感じております…
簡略化される傾向にあるからこそ、スロージャーナリズムによって、自分の知識を深めていく。
私自身の記事も、今までの記事のように分かりやすさを追求しつつも、より深みを感じていただけるように精進して参りたいと思います!
本日は改めての私(会社も含めて)の紹介と所信表明のような記事になってしまいましたが、2023年度の始まりということでご容赦いただけると幸いです。
引き続き何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m