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評価を求めないと評価される
vol.1373
皆さん、「成功脳」という言葉があるのはご存知ですか?
アメリカのコンサルタント、ジェイ・サミットさんが『フリーター、億万長者になる。: あなたの「隠れた才能」を爆発させる12の真実』の中で使っている言葉なのですが、ちょっと気になりますよね。
〈東洋経済オンライン / 2025年1月28日〉
サミットさんは、デロイト・コンサルティングの独立副会長を務めた方で、LinkedInなどのIPO以前の成長を助け、ソニー、ユニバーサル・スタジオなどの最高幹部としての実績も持っています。
つまり、成功人です。
そして数々の成功人を目にしてきているはずなので、きっとヒントがあるに違いありません。
〜ということで、本日は「成功脳」のつくり方について探ってみたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ😊
成功脳をつくるマインド
まず、成功脳を鍛えていくには、成功のマインドづくりが必要になります。
皆さんは今、どんな夢を持っていらっしゃいますか?
最近は、このような質問をすると「夢ハラだ!」と言われることもあるようで…、「夢なんか…」と思う方もいるかもしれません。
しかし、ハラスメントと感じるのは、どこか手堅い人生を送るために、心の中で理想と現実の折り合いをつけている可能性があります。
サミットさん曰く
「誰のなかにも“生まれつき大金持ちになれる能力”が眠っている」
ということなのだそうですが、大金持ちを夢を叶える人と言い換えても良いでしょう。
そのために必要なのは「洞察力」と「忍耐力」だけだと語っていらっしゃいます。
洞察力とは「ビジネスチャンス(成功の種)を見つけ出す力」のこと。
そして、最後までやり遂げるという強い意志。
成功の種を見つけることができても、続けなければ花を咲かせることはできない。
どんな状況においても、自分を信じ続けることができるのか?
スタンフォード大学教授のキャロル・ドゥエックさんが、成長と失敗に関する学生たちの態度を研究した結果、
「成長のマインドセットを持った学生のものの見方はまったく異なる。努力をすれば、自分を成長させることができると信じているからだ。いまの成績がどうであれ、しっかり勉強をすれば結果につながると考えているのである」
と語っていますが、「忍耐力=自分を信じる力」ということは間違いなさそうです。
夢を信じ、自分はできるんだと信じ続ける。
それが成功脳を育む成功者のマインドなのです。
他人に認められようとしない
サミットさんは、成功脳を育むための具体的な指針として6項目を挙げていらっしゃいます。
①失敗を学びの機会とみなす
②他人に認められようとせず、批判には耳を傾ける
③日記を書いて日々の進歩を記録する
④他人からどう見えるかではなく、自分がどう感じるかを大事にする
⑤他人の失敗からも学んで成長の糧とする
⑥感謝の気持ちを表に出す
どれも大切なことですが、今回は「②」に注目いたしました。
特に「他人に認められようとせず」という部分。
夢を持てない、夢を持ち続けられないという要因に「他人の目」があるような気がするからです。
「失敗したら、周りからどう思われるかなぁ…」と思えば腰が引けてしまう。
そして、そもそも人から評価されることに重きを置いてしまうと、もともと目指していたところから離れていってしまうことが多いと感じます。
例えば、noteでもどんなテーマの記事を書いたら読んでくださる方の反応が良いかは4年半も毎日書いていたら、何となくは分かるわけです。
正直、書く前から「これは、あまりウケが良くないだろうなぁ…」と思うテーマや内容もあるわけです。
反応(数字)を気にしていたら、書かない方が良いという選択になります。
しかし、様々な方のビジネスヒントになって欲しいことが私のアカウントの目的。
いつも目的を優先するようにしています。
すると…
案の定、反応は薄いのですが…😅
それでも、その記事に「ヒントを得た」と言ってくださる方がいらっしゃるときもあるわけです。
周りの目を気にしないことは難しいのは重々承知ですが…
ただ、何かを成し遂げるにあたって目的迷子の原因になりやすいということは頭に入れておく方良いでしょう。
夢への道筋は3次元で考える
それから、「他人に認められようとせず」を重視したいもう1つの理由が、夢は「周りの力は借りてこそ」実現できるからです。
どんな優れている人でも、人間一人の力は小さい。
一方で、仲間の協力が得られれば、想像もしなかったような大きなことを成し遂げられることもあるわけです。
夢の実現はいかに周りを巻き込むかが重要です。
そのためには公言して、支えてくれる人を集めたいところ。
そこで参考にしたいのが、3次元視点です。
リーダーシップ論の中には、計画を「私・私たち・世界」の3次元で設定することが良いという考えがあります。
〈Forbes JAPAN / 2025年1月20日〉
・私:個人的な成長、健康、達成感などが入る。
・私たち:親しい人たちとの関係、チーム、身近なコミュニティが含まれる。
・世界:その人が社会や地球に及ぼす、より広範な影響が対象となる。
私と、仲間と、社会のメリットが重なるところを明らかにすることで求心力と推進力が生まれる。
これは個人の目標も同じで、周りが「仲間になりたい」と思えるメリットがあり、それを叶えることで社会がもっと良くなるからこそ、世の中が受け入れてくれるわけです。
いかに自分と人と世界の3次元で考えていくかが重要になります。
「自分が評価されたい」という気持ちが強いと、周りは支えたいとは思わないですし、きっと世界も受け入れてくれないでしょう。
こうした様々な理由から「他人に認められようとせず」の方が良い。
真っ直ぐに夢に向かい、周りと世界を大事にする人は結果的に世間から評価される人になる。
そうなれば、成功のスパイラルが生まれるはずです。
成功脳のつくり方の一丁目一番地は成功のマインドを育むことです。
改めてサミットさん曰く
「誰のなかにも“生まれつき大金持ち(夢を叶える人)になれる能力”が眠っている」
ということです。
謙虚、感謝、そして挑戦を忘れない人なら、きっと夢を叶えていくでしょう。
私もかくありたいものです😊
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!