「法人」も「人格」こそが価値
vol.11
AI時代は「人間らしさが重要」と言われていますが、それは「法人」も同じ。
最近、味の素冷凍食品がTwitterで発信したある投稿が話題になっているのです。
〈スポニチアネックス ／ 2023年6月16日〉
発端は先月に味の素ユーザーが投稿した「同社の冷凍餃子を説明通りに調理してもフライパンに張り付いてしまう」というツイートでした。
それに対して同社はフライパンの提供を願い、「状態を確認させていただき、研究・開発に活用させていただきたく考えております」と公式アカウントで呼び掛けたのです。
そして今月の16日、その検証結果を発表。
コーティングがはがれたフライパンで調理する場合は「大さじ1程度の油をひく」または「弱火で10分蒸し焼きにする」のいずれかで張り付きが改善できることを確認しました
と説明したのです。
その上、さらに使い込んだフライパンでも綺麗に焼けるギョーザの検証を行うため、同様のこびり付くフライパンをお客さんから募集…
しかも、着払いで受け付けたのです…（汗）
そしてメッセージの最後に
弊社は、製品を通じて「感動」で「笑顔」をお届けするために、“永久改良” を続けて参りますので、今後ともご愛顧いただきますようお願い申し上げます
と締め括ったのでした。
…アツイ…、胸の高鳴りが止まりません…
これに対しネットでは
「味の素すげぇな」
「努力が凄い…」
「素晴らしい対応です」
「これが企業努力ってやつか…すごいな味の素」
「研究熱心」
「味の素さんが本気出してきた！」
「この現象にちゃんと向き合った味の素さんが好きです」
などの声が寄せられています。
私にとっても味の素の冷凍餃子は日常の欠かせない常備食。
そして実は…、最近フライパンに餃子がこびり付いて困っていました、、、
この記事を読んで早速試したところ、フライパンにこびり付かず大成功！
検証通りの結果となり、非常に感動いたしました。
今回の味の素冷凍食品の誠実な姿勢により、商品が大好きだった私が企業自体を好きになりました。
それは他のユーザーも同じことでしょう。
やはり、「法人」というだけあって、企業も人格が重要ですね。
クオリティはすぐに同質化してしまいますが、こうしたところに代替の利かない価値が生まれるのだと思います。
人間もスキルやノウハウはすぐにマネできても、その人の人格になりきることはなかなかできません。
「らしさ」の追求は企業の掛け替えのない価値をつくり出してくれるでしょう。
なお、フライパンの募集は終了してますのであしからず。
【フライパン募集受付終了のお知らせ】
— 味の素冷凍食品【公式】 (@ff_ajinomoto) June 19, 2023
先週より開始しましたフライパン募集ですが、予想以上の反響をいただきましたため、大変勝手ながら、只今をもって受付を終了させていただくことになりました。
ご協力をいただきありがとうございました。 pic.twitter.com/11CzxZmJpq
〈味の素冷凍食品 ／ Twitterアカウント〉
〜ということで本日はこの辺で😊
また明日もぜひよろしくお願いいたします！
【発想の画鋲】
新しい時代の気配を感じた記事をピックアップし、画鋲で留めるように記事に留めておこうという企画。新しい着眼を共有させていただきます。