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遊びながら磨く「解決力」
vol.175
予測不能なVUCA時代は、「解決力」が大切と言われて久しいですが、最近これは良いトレーニングだと思った事例があります。
それは、イギリスの企業「team.repair」が開発した「サブスク修理キット」です。
〈TABI LABO / 2025年1月18日〉
こちらは、壊れた電子機器を修理して遊ぶ、子ども向けのユニークな修理キット。
付属されている工具や、動画、専用アプリを使って、自らの手で修理に挑戦するというわけです。
同社が開発した意図は、子どもたちが電子機器の仕組みを理解し、問題解決能力や創造性を育む一助となること。
遊びを通して、これらのスキルを自然と身につけられる、まさに「未来への投資」なのです。
すでに、同プログラムは6,000人以上の子どもたちに提供されたらしいですよ。
遊びながら解決力を磨いていく。
昨日のゲーミフィケーションの話ではないですが、
ビジネスの現場でも、この「遊びながら」というのがポイントだと思います。
以前、ダンボール製造会社の「サクラパックス」が、新たに策定した理念と行動様式を浸透させ、計画性とPDCAサイクルを回す意識を、まずは本業の業務ではなく、美化活動を通してトレーニングしたという話をしましたが
ある程度、プレッシャーのない中で、企業改革のトレーニングを行うというのは大切な視点でしょう。
そう考えると、かつて当社も先代社長が健在だった頃は、大規模な納会を行っていたのですが、ここにも先代ならではの意図があったことに気づきます。
それは、その年の新人に全てを任せるということです。
パーティー会場から催しものまで、100万円という予算を預け、企画し、運営してもらう。
普段の仕事では、なかなか先輩がいる手前自由にやることができないのですが、このときばかりは好きにさせてもらえる。
私も、40歳過ぎても、着ぐるみを着たり、アムラーの格好(ミニスカート×ロングブーツ)をさせられたり、かなり新しい挑戦をさせていただきました(笑)
ほかにも、先代は遊びながら、企画力・運営力を磨く、様々なトレーニングプログラムを用意してくれていたことを思い出します。
当時は、「忙しいのに、やりたくないよ〜」と文句言いながらも、結局それを楽しんじゃう。
そんな感じでした😊
そう思うと、今の自分はちょっと合理的に物事を進め過ぎてしまっていたなぁ…と思いつつ、もう少し遊びの要素を取り入れた方が良いのかな?と思ってしまう今日この頃です。
今後も「あそびまなび」を研究して、自分自身の、自社の成長につなげられたらと思っております〜
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!