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挑戦こそが最良の師である
vol.179
成長には学びが大切ということで、研修に力を入れている企業もあるでしょう。
一方で、こんな話もあります。
会社の研修で得られる学びは1割に過ぎない。
〈PRESIDENT Online / 2025年1月25日〉
私たちは、「自分の経験」「周囲の人々」「先人の知恵」という3つのリソースから学んでいると言われているのですが、1990年代に行われたアメリカでの調査によると「70:20:10」という割合であることが判明したのです。
つまり
●経験からの学びが7割
●他者(周囲の人々)からの学びが2割
●研修(先人の知恵)からの学びが1割
ということです。
これは、2010年代に大規模調査が行われ、「55:25:20」という結果になったそうなのですが、いずれにせよ、「研修(先人の知恵)」の割合が低いというのは変わらないでしょう。
つまり、企業はもちろん研修を充実させることは大切なのですが、それ以上に挑戦できる環境を築く方が大切だと言えます。
なるべく「やったことのないことをやってもらう」。
いつもやっていることよりも「大規模なもの」「レベルの高いもの」に取り組んでもらう。
挑戦には「壁」がつきものですが、そうした障壁を試行錯誤しながら乗り越えていく以上に、自分の成長を促すものはないと私も思います。
もちろん、挑戦から学ぶ姿勢も併せて育んでいく。
「自分の経験」から学ぶためには、まずはやってみる(試行)ことが必要であり、やった結果をふり返り(内省)、必要に応じて振り返った内容を書き残しておく(外化)ということが必要です。
成功者の多くは謙虚、かつ失敗を恐れない勇気を持っていますが、こうしたマインドも、挑戦から生まれる。
壁を感じて右往左往していれば驕りは無縁ですし、失敗しても次に生かせるという経験があるから勇気も出る。
そして、よく本は読んだだけでは身につかない、実践してこそ身につくと言われますが、挑戦はまさに実践。
足りないものを「他者(周囲の人々)」や「研修(先人の知恵)」から貪欲に学ぼうとするので、結局は、挑戦していない人よりも多くのことが得られるわけです。
〜ということで、成長や成功、その全ては挑戦から始まる。
挑戦を最良の師と捉えながら、いつまでも学び続ける自分を育てていきたいと思います🫡
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!