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表メッセージ

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もう裏だなんて思わない。堂々と、幸せのニュースをお伝えします。日曜日の礼拝ごとに、一週間の生きる力を、人生を変える力を、神の言葉がもっていると確信していますから、それを指し示す取…
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2023年8月の記事一覧

誰が立ち上がらせる (使徒13:14-43, 詩編102:24-29)

誰が立ち上がらせる (使徒13:14-43, 詩編102:24-29)

◆立つということ

「三十にして立つ(三十而立)」という言葉は、「論語」の「為政篇」にあります。ひとは、30歳くらいになると、自分の見識を確立して、独り立ちするべきだ、というような意味合いがあるだろうと思います。人生の区切りをこのように並べた言葉のひとつです。
 
いまの社会でも、政治家として立候補するにはそれくらいの年齢が必要と見なされているようですし、おおまかに言って世間的にも二十歳ではまだ青

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死ななきゃ治らない (ローマ6:1-11, エゼキエル18:29-32)

死ななきゃ治らない (ローマ6:1-11, エゼキエル18:29-32)

◆森の石松

まずお断りします。これからのお話では、「馬鹿」という言葉を多用します。放送禁止用語ではないものの、通常あまり好ましくない語だと見られ、とくに人によっては非常に心傷つく言葉となっている場合があります。しかし、ひとを罵るためではなく、また扱う内容からしても私なりに気を払い、決して悪い意味をもたせるものではないつもりで、以下使うこととします。そのため普通の言葉のように使用することとします。

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死を超えてゆく (詩編23:1-6,ヨハネ11:25-26)

死を超えてゆく (詩編23:1-6,ヨハネ11:25-26)

◆子どもと死

中学入試のための国語の授業をすることがあります。つまり小学生への授業です。物語は、「心情」を読むこと。さらに「心情の変化」に気づくこと。それは、「成長」でもあること。これを構えておけば読めるはずです。以前は、物語は、そうした明るい希望あるものが中心でした。ところが、社会は変化します。「いじめ」の問題は以前からありましたが、最近は物語にも正面からそれを含めるものが増えてきています。

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このレースはイエス杯 (ヘブライ12:1-3, 申命記21:22-23)

このレースはイエス杯 (ヘブライ12:1-3, 申命記21:22-23)

◆呪い

フランス人形と、ワラ人形と、リカちゃん人形がかけっこをした。どべ(いちばん最後)は誰でしょう。
 
ナンセンスなぞなぞが流行ったことがありました。ラジオの深夜放送で聞いたような気がします。お分かりでしょうか。答えは、ワラ人形です。わけは、「のろい」。
 
呪いというと、もっと怖い、重たいもののようですが、ずいぶんと舐められたものです。笑いに変えられてしまいます。藁人形についての説明は、や

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