自分は何も知らないのかもしれない
2023/2/22の11時に鮫洲警察署へ出頭。
初めて違反者としての免許更新でした。
通常30分で終わりますが、違反者は2時間です。
教室で講師が手元の資料を拡大機でスクリーンに映し出しながら話し続けるスタイルでした。
講師は69歳くらいの男性です。
とても話し慣れている印象を受けました。
30分、60分、90分と時間が経過します。
「とにかく眠かった」
覚えているのはこの感情だけでしたが
重要なことを学べた気がしました。
「気付かないうちに相手を攻撃しているかもしれない」ということです。
講習の目的は
「受講者の記憶に残るよう内容を伝えて、違反しないようにする」ことかなと。
しかし講習は「眠くなるものだ」という前提で
進行しており、対策がされていなかったようです。
「なぜ講習は眠くなるのか?」という
「問い」が生まれず思考停止になっているのだなと思いました。
日本でメガネシェアのトップ3に急成長したオンデーズ社の田中社長はこう話していました。
子供は「なぜ?」のプロです。
「アメンボはなぜ水に浮くの?」
「足に油がついているからだよ」
大人はここで止まってしまう。
「じゃあなんで油が水に浮くの?」
この問いを言われたら少なくとも
僕は説明できないし、
問いを持つこと自体なかったなと思いました。
そう思うと、僕は物事を知っているようで、
実は何も知らないのではないかとも感じます。
「自分は全て知っている」
このスタンスが気付かないうちに相手を攻撃しているかもしれない。
ハッとした瞬間でした。