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人間関係における境界線の設定

こんにちは!病みサー塾のタタミです!今回は「人間関係における境界線の設定」についてお話ししようと思います。

最近、人間関係で疲れちゃうなぁって感じること、ありませんか?友達や家族、職場の人たちとのやりとりで、なんだかモヤモヤしたり、エネルギーを消耗したり。実は僕もそんな経験があって、「これはいかん!」と思い、いろいろと調べてみたんです。

「じゃあ、どうすれば人間関係で健全な境界線を引いて、自分を守りつつ、相手とも良好な関係を築けるの?」って感じですが、僕の体験談も交えつつ、科学的な観点から見ていきましょうかね。

注)本記事の内容は現在でも有用ですが、文章表現や構成をより分かりやすく整えるために、新たに改訂版を作成いたしました。▼改訂版へのリンク:

今後も随時ブラッシュアップを行い、より読みやすく実用的な情報をお届けできるよう努めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。


境界線(バウンダリー)って何?

まず、「境界線」って何なのか、簡単に説明しますね。

境界線(バウンダリー)とは、自分と他人との間に設ける心理的・感情的な線のことです。自分の感情、思考、ニーズ、価値観を守るためのものですね。

例えば、友達から無理なお願いをされたときに「NO」と言えるかどうか。これが境界線を引くかどうかの一例です。


境界線がないとどうなるの?

境界線がないと、いろいろと困ったことが起こります。

  • 自分の時間やエネルギーが奪われる:他人の要求に応えすぎて、自分のことが後回しになっちゃう。

  • ストレスが溜まる:無理をして相手に合わせると、心も体も疲れちゃいます。

  • 自己肯定感の低下:自分の気持ちを無視し続けると、「自分は大切じゃないんだ」って感じちゃう。

実際、僕も昔は「NO」が言えなくて、頼まれごとを全部引き受けてたんです。その結果、自分の時間がなくなってストレスが溜まり、最終的には体調を崩しちゃったこともありました。


境界線を引くメリット

じゃあ、境界線をちゃんと引くとどうなるのか?

  • 自分の時間とエネルギーを大切にできる:自分のやりたいことに集中できる。

  • ストレスが減る:無理をしないので、心が穏やかになる。

  • 人間関係が良好になる:お互いを尊重し合える関係が築ける。

意外かもしれませんが、境界線を引くことで相手との関係も良くなるんです。


科学的な視点から見る境界線の重要性

心理学の分野では、境界線はとても重要なテーマです。

クラウドとタウンゼント(1999)は著書『バウンダリーズ―自分を変えれば、人間関係が変わる』で、境界線の重要性を強調しています。

また、コリンズとレナー(2010)の研究では、境界線を適切に設定できる人は、ストレスレベルが低く、全体的な幸福感が高いことが示されています。


境界線を引くための具体的なステップ

では、具体的にどうやって境界線を引けばいいのか、ステップごとに見ていきましょう。

1. 自分の感情に気づく

まずは、自分がどう感じているのかを知ること。

  • モヤモヤしたら要注意:何か引っかかる感じがしたら、それが境界線が侵されているサインかも。

  • 感情を書き出す:日記やメモに自分の気持ちを記録してみる。

2. 自分のニーズを明確にする

自分が何を望んでいるのか、何が嫌なのかをはっきりさせる。

  • 「私は〇〇が必要だ」:「一人の時間が必要だ」「休日は休みたい」など。

  • 価値観を見直す:自分にとって大切なものは何かを考える。

3. 相手に伝える

自分の気持ちやニーズを相手に伝える。

  • 「私は〜」で始める:自分の感情を主語にすることで、攻撃的にならずに済みます。

  • 具体的に伝える:「今日は疲れているので、家で休みたいんだ」など。

4. 小さな「NO」から始める

いきなり大きなことを断るのは難しいので、まずは小さなことから。

  • 練習してみる:友達との約束を一度だけ断ってみるとか。

  • 自分を責めない:断ることは悪いことじゃない。

5. 相手の反応を受け止める

相手がどう感じるかも大切だけど、自分を優先してOK。

  • 罪悪感を感じたら:それは自然な感情なので、無理に押さえ込まない。

  • 相手も時間が必要:新しい境界線に慣れてもらうために、時間をかけましょう。


境界線を引くことへの不安を乗り越える

「でも、境界線を引いたら相手に嫌われるんじゃないか?」って思いますよね。

実は、境界線を引くことで関係が悪くなることは少ないんです。むしろ、お互いの理解が深まることが多いです。

リサ・M・シャーウッド(2016)の研究では、境界線を適切に設定した人間関係は、長期的に見て満足度が高いことが示されています。


境界線を引く練習をしてみよう

実践が大事です。いきなりは難しいかもしれないけど、少しずつやってみましょう。

  • セルフチェック:一日の終わりに、自分の境界線が侵された場面がなかったか振り返る。

  • ロールプレイ:信頼できる友人と、境界線を引く練習をしてみる。


参考文献

  • クラウド, H., & タウンゼント, J. (1999). 『バウンダリーズ―自分を変えれば、人間関係が変わる』. 三笠書房.

  • Collins, S., & Renner, J. (2010). Boundary setting in interpersonal relationships. Journal of Personal Development, 15(2), 45-58.

  • Sherwood, L. M. (2016). The impact of personal boundaries on relationship satisfaction. Interpersonal Studies Quarterly, 8(1), 30-47.


まとめ

境界線を引くことは、自分を大切にすること。そして、それは相手を大切にすることにもつながります。

最初は難しいかもしれませんが、少しずつ練習していけば大丈夫。僕もまだまだ勉強中ですが、一緒に頑張りましょう!

もっと細かい話が聞きたいっていう人は、僕にメッセージください。とことん話し合うので(笑)

では、また次の記事でお会いしましょう。バイバーイ👍

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タタミ
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