見出し画像

『日本一のニュース』の話。

今年の日本シリーズ。

阪神タイガースが38年振りの日本一に輝いた。


めでたい。
実にめでたい。
前回日本一になったのは僕が生まれる前の話。
2度目の日本一。
ファン大歓喜である。

ファン大歓喜もうなずける。
全国でも類を見ないほどに阪神ファンは熱狂的だ。
異常なほどの愛情。
罵詈雑言とも取れる叱咤激励。
プロ野球を見たことのある人ならば誰もが目にしているだろう。

そんなファンの行動が連日ニュースに取り上げられている。
1番大きなニュースと言えばやはり道頓堀ダイブだろう。
正直迷惑極まりない。
喜びが爆発してしまったのはわかる。
喜びを分かち合いたいのもわかる。
だがその衝動で道頓堀にダイブするのは意味がわからない。
あれほどやめて下さいと言われたはずだ。
注意された。
警告された。
なぜダメなのか理由も説明された。
理解出来なかったのか?
嬉しいからしょうがない?
自己責任だから良い?

いいわけねぇだろうが。


民間人の安全を守るために警察官が1300人も動員された。
つまりそれだけの警察官がこの馬鹿騒ぎの現場に集中した。
他にやることはあるはずなのに。
僕達の税金を集めて警察組織は運用されている。
そんな警察官を幼稚な馬鹿騒ぎのお守りに使われた。
行きつけの居酒屋で少し声を大きくして喜び合うならまだ良い。
だが真夜中の街中で大声で馬鹿騒ぎをして。
耐荷重を超える振動を橋に与えて。
やめろと言われているのに川に飛び込む。
勝つ度にこのような行動をされては困る。

もっと気持ちよく祝おうよ。
もっとファンである自覚を持とうよ。

一部の非常識なファンのせいで阪神タイガースの評判が悪くなる。
品行方正なファンも槍玉に挙げられる。
石を投げれ非難を浴びる。
最悪ファンが減り運用資金が底をつき応援する阪神タイガースの存続に関わる行為だ。

阪神タイガースをすごく応援していたのはわかる。
日本一が嬉しかったのもよくわかる。
警察の規制を振り切ってまで川に飛び込むほどだ。
僕が今まで味わったことのない最高の喜びだったのだろう。

しかし周りに迷惑をかけてはいけない。
誇り高い阪神ファンでいて頂きたい。
今後このようなニュースが流れない事を説に願うばかりである。


『日本一のニュース』の話でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集