ゴールはない
段階的に見やすく、またケアマネジャーのことを書こうと思っていましたが、それだと続かないので書きたいことを書きます。
世の中の大抵のことは、頑張ったらある程度の成果が得られたり、そうでなくてもゴールがあるかと思います。
でも、高齢者介護はそれがないと思いました。
どんなに頑張って寄り添ったとしても、何かが劇的に良くなることはない。
認知症が治ったり、弱くなった足腰が強くなることはない。
そんなことがあったら、奇跡に近いと思いました。
じゃあ、ずっと続いていくのか?と考えたときに、終わりは死ぬことなんです。
一生懸命尽くして面倒を見る相手が死んでしまう。そこがある種のゴール。
なんて、非生産的なことなんだろうと今は思います。
祖母が亡くなったとき、悲しくて寂しくて、悔しい、…そういう感情の中に、《あ。もう色々やらなくていいんだ、解放されるんだ。》という気持ちがほんの少しですがありました。
子供の頃から、おじいちゃんおばあちゃん子で、祖父母のことは大好きで、両親よりもずっと感謝して愛していたのに、そんな風に思ってしまったんです。
それは、冷たい人間なんでしょうか。
当時は出来ることを精一杯やったはずなのに、時々、「もっとこうしていたらもう少し長生きできたかもしれない」「あの時、ああしていれば…」という後悔が浮かびます。
やっぱり思い出して書くのはなかなか辛いので、一旦ここまでで。また後ほど。