脱学校化は何のために必要なのか ~イヴァン・イリイチ「脱学校の社会」を基に~ 要旨 公立の学校との向き合い方に悩んでいる中で「脱学校化」というセンセーショナルな言葉に惹かれるものがあった。 自分が学校に感じる閉塞感をおそらくはこの言葉を生み出した人が打破してくれるであろうと思ったからである。 そういった題材を選ぶことは偏見を多く含む主張になる危険があると考えたが、なるべくそれを排して、イリイチの主張を読み解くことに注力した。 イリイチの脱学校論はイリイチ自身の人間哲学
私は、現在引越しを考える中で、中古マンションも視野に入れて考えようと思って勉強しています。 その中で皆さんが知って面白いと思える内容を書き記そうと思っています。 今回の記事では、東京23区の区ごとの住環境について記述します。 今回は700万円もの開きがある東京23区の所得格差についてです。 東京は日本の首都で、経済の中心でもあるため、お金も人の集中ぶりは全国と比べた時に段違いです。 ただし、当然ながらその中心である23区内にも大きな経済格差があります。 この表をご覧い
「一度だけ語られた嘘は嘘のままであるが、1000回語られた嘘は真実となる。」この言葉はヒトラーの言葉です。しかし、この言葉はナチスなどのオカルト的ナショナリズムだけに当てはまるわけではありません。 歴史を踏まえて、現代社会をみれば「1000回語られ真実となった嘘」が社会を成り立たせるために役立っているのです。 例えば、「毎朝バナナを食べたら健康になる!」というでっち上げた話を100人が1ヶ月信じたならば、それはフェイクニュースと言えます。しかし、10億人が1000年間信じた
久しぶりのフットサル。最近は走ってなかったこともあり、自分の体が錆び付いているのを感じる。 最近は、時間と体調を言い訳にあまり走れていなかったなと反省。 28になり体も変化している。 昔のようにはじめからトップスピードは出せないし、急なストップとダッシュの繰り返しに筋肉がキリキリ悲鳴を出しているのが聞こえてくる。 歳をとったなーと感じた。けれど、その分できることも増えた。サッカーで言えばポジショニングや、戦術を以前より自然にこなせるようになった。歳をとって変化した自分も好
とてもシンプルに言えば、人間にしかできないことが一つだけある。 それは主観的な人間の認知だ。 反対にAIにしかできないのは客観的な人間の認知である。 AIはいくら技術が発展したとしても、主観的に人間を捉えることだけはできない。 だからこそ、人の主観に関係する仕事はこれから価値を増していくだろう。
蛍光灯が照らす帰り道、隣の家からはおでんの匂いがする。おでんの匂いは冷たい空気と相性が良い。そう思った。 人間の感情はほとんどを快か不快かに大別できる。何故ならば人間の感情の発達が不快と快を出発点にしているからである。 現在の発達心理学では、幼児期に不快から快が分かれ、それを元に不安と安心、かなしいと楽しいといった細分化が行われるとされている。 ここで面白いのは、人間が感情を定義付ける時、不快の感情が先である点だ。 人間は不快な状況をまず認識して、心地よい状況を後から追認
知的な課題や情緒面の課題を持った人とあなたはどのように接してきただろうか。 おそらく日本に住んでいる多くの人はあまり意識せずに過ごしてきた事だと思う。 しかし実際には、20人に1人は生きづらさを覚える程度の認知のかたよりを持っている。私たちは誰もが小学校から大学までの間に必ず1人は接しているはずである。 では何故、自分と外界の認識が違う彼らのことをほとんど意識していないかと言えば、彼らが学校教育の中で見事にスクリーニング(階層分け)されていくからである。 私は社会人にな
この時期、職員室の窓から外を眺めると、イチョウの木が目を惹く。青い空に黄色い葉が映える。 とても良い景色だ。そう思う。 しかし、その時に青と黄色の組み合わせからウクライナのことを連想してしまった。ロシアとウクライナとの戦争が報道されなくなって久しい。 皆さんの中にマリウポリの20日間という映画を見たことのある人はいるだろうか。 この映画はロシア軍に包囲された、マリウポリ市で生活する記者が撮影したドキュメンタリーで、マリウポリを脱出するまでの20日間を記録したものだ。
『お父さんのボーナスいくらなの?』 仕事の終わり バスの中で、眠りに入ろうとすると 後ろの席の親子がそんな話をしていた。 時間的に幼稚園の帰りかなぁ 可愛らしい女の子と、まだ若いお父さんだ 『ボーナスいくらくらい?』 『いくらだろうね、ゆっちゃんはどのくらいだと思う?』 『んーとね、たくさんだよ。ぱぱかっこいいもん』 『ありがとう、パパはもうそれがボーナスだよ』 若いお父さんからは、声だけで嬉しそうな様子が伝わってきた。 前の席からはスーパーで買ったみかんの匂いが漂って
死に際こそ人の本性が出るという。 私には死にかけた経験も、本性が出るほど追い込まれた経験もまだない。 割と好き好んで苦しいことをしてきた。毒キノコを食べてみたり、無人島で暮らしてみたり、ホームレスになってみたり、新潟まで歩いたり、気温42度の中フルマラソンを走ったり、それでも私の中の本性とやらを見る事はなかった。 自分の中の理想はある。死にかけた時に自分のことではなく他人の事を考えられる人間になる事だ。
パステルグレーの髪、淡い白のボアパーカーを着た女性が前を通り過ぎていく。 色彩に優れた国だ、日本に住んでいるとそう感じる。 日本人が色彩への感覚に優れている大きな要因には四季という、季節ごとに色合いを変える自然があるだろう。 言語的に見るとそれはわかりやすい、日本には色を表す言葉が約1100種類も存在する。 イギリスで使われる英語では、色を表す言葉が200種類とされていて、日本の色を表す言葉が多いことがわかる。また、長い伝統を持つ中国においても色といえば赤のみであり、日
2年前、知人が結婚をした。彼女は蔵島という。結婚して幸せそうだった。 しかし、その時の私には彼女がスピーチで言う『幸せ』という言葉が空々しく聞こえていた。 新婚の蔵島に対して、結婚って楽しい? と聞くような野暮は言わなかったが、気持ちとしては聞きたかった。 そこから2年ほど経って蔵島とは学科の飲み会で再開した。 その時私を含め同期はみな27歳という結婚を考える年になってきていた。 改めて蔵島に結婚って大変なこと色々ある?と聞くと、彼女は『そんなこと考えたことないよ、ア
建築とは古代ローマ時代の建築家 ヴィドルヴィウスが提唱するように 用・強・美 が要素となっている。 用とは、機能性 強とは、耐久性 美とは、芸術性 をそれぞれ指している。 また、類推(アナロジー)で見れば 建築を 人間と建築 服と建築 料理と建築 政治と建築 といった見方で整理することもできる
今更になるのですが、ハンチバックを読んだ感想をまとめようと思います。 改めてやろうと思ったのは、福祉関係の方々と読書会をやったからであります。 1人で読んだ時はうまく言語化できなかったこの本の描写の素晴らしさ、隠喩の素晴らしさを読書会をすることで見つけることができました。そこで改めてハンチバックという作品と向き合って読み直してみよう、と思うに至ったのです。 この本は先天性ミオクロパチーという筋肉が徐々に衰えてしまう病を持って生きている女性が主人公です。 主人公は排泄も、お
隣の部屋の住人の鼻唄を聞きながら、本を読むこの時間が好きです。 人と機械に違いがあるとすればなんだろうか、人間らしさってなんだろう? この本はそんな事を考えさせてくれる一冊でした。物語展開も面白いのでぜひ読んでみてくださいね。 面白かった視点は、アンドロイドはその開発の過程からもわかるように、人類のような群体としての進化では無くて、個人としての進化になるだろう。という意見でした。
今日は友人から譲り受けたチケットで、フェスに行きました。 今回のTHIS FESはアレキサンドロスというバンドが主催する初の野外フェスです。 sumika・WANIMA・MANWITH・Alexandrosそれぞれの曲を聴きとても楽しい充実した一日になりました。 SUMIKAのスターティングオーバーとWANIMAのワニマドリ好きだったなぁ、、 夜になると、ステージからのライトの照明はバンドメンバーだけで無く、観客も照らします。 このフェスの演者はステージの上で歌っている