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2024年新曲応援歌ベストナイン
皆さまお久しぶりです。今年もこの時期がやってきました。この企画自体2回目で「この時期がやってきた」と言えるほど恒例の企画ではないですが、今年も新曲応援歌のみでベストナイン、そしてスタメンも組んでみたいと思います。
声出し応援再開2年目。歓声やトランペットによる演奏がないことが嘘のように球場には応援歌が響き渡る。我々応援歌ファンはこの光景を渇望していただけに今こうやって応援歌を歌えるのは本当に嬉しい。長くなりましたが、本編へと入りましょう!
投手
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ピッチャーの枠からはソフトバンクの藤井皓哉を選出。ここ最近投手の枠は巨人だけでしかも1曲しかなくまさに選択の余地なしという状況が続いていましたが、今年はホークスと巨人からそれぞれ2曲と豊富なピッチャー枠でした。その中から藤井を選んだ理由は一つ。歌詞の前半部分がすごく本人に合っているなと感じました。
彼自身、広島を戦力外となった翌年から独立リーグでプレー。そこでの活躍がソフトバンクのスカウトたちの目に留まり、育成選手という立場ではあるものの2年ぶりのNPB復帰を果たしました。そこからホークスに欠かせないリリーバーへと大出世を遂げて今に至ります。さらに後半の連続したような音程が大好きです。
巨人の赤星と迷う部分もありましたが、エピソードという面で藤井皓哉を選出させてもらいました。
他の候補曲
・赤星優志(巨人)
・高橋礼(巨人)
・ピッチャーズテーマ3(巨人)
・大津亮介(ソフトバンク)
捕手
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悩みに悩んだ捕手からは、読売ジャイアンツの岸田行倫を選出。この応援歌はオールスターブレイク中に発表された曲でつまり後半戦開始のタイミングで使用開始とかなり新しい曲です。どこをとっても100点で、このタイプのメロディが大好きな自分にとっては最高級の応援歌。聞くたびにハマっていきまさに沼。そして野球要素だけでなく、「チームを笑顔に」という歌詞は円陣番長である岸田本人をも表しているなと感じました。
他の候補曲
・郡司裕也(日本ハム)
・田宮裕涼(日本ハム)
・山本祐大(横浜DeNA)
・宇佐見真吾(中日)
一塁手
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一塁手からはロッテの茶谷健太を選出。もうこれに関しては聞いた瞬間、好き。と感じた曲。ロッテの中で大好きな岡大海とどこか似るものを感じ、昨年まで在籍していた三木亮の要素も持ち合わせており、2人の応援歌を足したような曲だなというのが最初の印象でした。この曲は原曲あり、木村由姫さんの「Your Way, My Way」。ロッテの応援団は選曲が本当にセンス抜群なんです。
歌詞でいうと「ぶちかませ茶谷」が昨年4番も経験し、本人のスタイルとイメージとすごくリンクしているなと思います。今年は守備固めというポジションに甘んじてしまっていますが来年ことはこの曲がたくさん聴きたいです!
他の候補曲
・大山悠輔 専用チャンステーマ(阪神)
・中田翔(中日)
・中島宏之(中日)
・N.ソト(ロッテ)
・山川穂高(ソフトバンク)
・渡部健人(西武)
・平沼翔太(西武)
二塁手
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二塁手からは中日より福永裕基を選出。今年は三塁を主に守っており二塁での出場はなし。昨年は二塁での出場が一番多かったという理由で選出しました。
なぜ選出したかは「歌詞がとにかくエモすぎる」。福永自身、ドラフトで2度の指名漏れを受けた後、3度目の正直となったドラフトで悲願の指名。指名順位は支配下選手で一番最後の69人目。指名漏れという試練を乗り越えて念願のプロ入り。
「光栄ある戦士となる」の部分も福永の母校天理高校の校歌から引用しており
もしそれらを意識してこの曲を作ったなら天才的と言える曲ですよね。
広角に打ち返せも本人の持ち味と言えるものなので全体を通して、本当に完成度が高い曲だなと思います。
他の候補曲
・太田椋(オリックス)
・宜保翔(オリックス)
・中山礼都(巨人)
・武岡龍世(ヤクルト)
・羽月隆太郎(広島)
・村松開人(中日)
・細川凌平(日本ハム)
三塁手
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三塁手からは楽天の伊藤裕季也を選出。第一印象は、楽天の生え抜きOBの銀次の応援歌を思い浮かべた人が多いかと思いますが、僕もそのうちの1人です。シャウトから銀次リスペクトを感じる一曲ですが、僕が好きなポイントがもう一つあって歌詞の最後、「飛ばせ彼方へ」の部分。この歌詞は、楽天の応援歌の中でも有名な部類の中島俊哉の応援歌の歌詞なんです。今年、ドラ6の同じ苗字の中島大輔くんに1日限定で応援歌が流用されましたが、少しでも旧応援歌の歌詞を取り入れている点が本当に好き、是非とも球場で歌いたい一曲ですね。
他の候補曲
・佐藤龍世(西武)
・郡司裕也(日本ハム)
・福永裕基(中日)(セカンドにて選出)
・渡邊諒(阪神)
・平沼翔太(西武)
遊撃手
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遊撃手からは同じく楽天より村林一輝。昨年待望のブレイクを果たし、応援歌も完成。本当にすごく完成度の高い曲だなと感じました。背番号が66ということもあり、「終わりなき道」は二つ前の背番号6、藤田一也、「輝く」は前背番号6の西川遥輝からそれぞれ歌詞を継承と背番号6を意識しまくった曲は本当にエモすぎる。去年から引き継いで更なる活躍をしていつか背番号6を背負うようになってもらいたい選手です。もしそうなれば藤田一也の姿を思い出す楽天ファンもいるのではないでしょうか。
他の候補曲
・村松開人(中日)
・水野達希(日本ハム)
・小幡竜平(阪神)
・矢野雅哉(広島)
・林琢真(DeNA)
・友杉篤輝(ロッテ)
・門脇誠(巨人)
左翼手
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ここからは外野手部門、まずは左翼手。ようやくオリックスの出番です!西川龍馬を選出しました。あれ…?決然じゃない?と感じた人がもしかしたらいるかもしれません。そう、僕は決然より天賦が好きなんです。発表当初、「野球に関係ないワードばっか」「厨二病感がすごい」といろいろ言われてましたが、自分はなんかこの歌詞が好きなんです。大阪の港区出身の西川龍馬にとって、「港」を「こきょう」と読ませてきたのはさすが紅牛會だなと思った同時に鳥肌が立ちました。前奏、「快き晴れ空」からの太鼓も全てが素晴らしく、広島時代の名曲にひけを取らない曲だなと僕は感じました。本当に球場で熱唱したいです!
他の候補曲
・西川龍馬(オリックス・決然)
・末包昇大(広島)
・西川遥輝(ヤクルト)
・上林誠知(中日)
・オコエ瑠偉(巨人)
・細川成也(中日)
・石川慎吾(ロッテ)
・水谷瞬(日本ハム)
・丸山和都(ヤクルト)
・前川右京(阪神)
・小野寺暖(阪神)
・佐々木俊輔(巨人)
・長谷川信哉(西武)
・浅野翔吾(巨人)
・西川愛也(西武)
・萩尾匡也(巨人)
・小郷裕哉(楽天)
中堅手
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続いて中堅手、センター枠は巨人のオコエ瑠偉を選出。現役ドラフトで楽天から移籍して2年目。楽天の時の応援歌がかなり好きだったので、移籍は結構悲しかったですが昨季ある程度存在感を残していたからか応援歌が与えられました。さて、曲の感想ですが「全てがシンプルかつ名曲」。正直ジャイアンツがこの手の曲を作ってくるとは想定外。YouTubeのMIDIの音源だとメロディが凄く綺麗で、一度ハマってしまうとずっと聞いてしまう、個人的にはそう感じ取れました。ちなみに毎朝通学中に応援歌を聞いていなかったら出会わなかった曲でした。
右翼手
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外野手最後は右翼手、中日の細川成也を選出。現役ドラフトの星と言えるような存在で移籍1年目の昨季、ようやく才能が開花。中日の日本人選手としては13年ぶりに20本塁打を記録。そして待望の応援歌も完成。初めて聞いた時、カッコ良すぎて本当に鳥肌が立ちました。中日の未来を担うであろう石川昂弥が「昂る一打」、そしてこの細川が前奏に「轟く一打」とそれぞれ区別されてるのがセンス良きなポイント。前奏の成也!はアカペラで、轟く一打からトランペットが加わるのが本当にいい味出してるんですよね。それに前奏の高揚感から本編に入れるという点も、「主砲」の威圧感が滲み出ていて最高の一曲!
指名打者
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ラストの指名打者(以下DH)は、阪神の若きショートストップ小幡竜平。YouTubeにも「新応援歌で1-9」のような動画が投稿されていますが、DHで小幡を選んでいる人は当然0人でした。曲に関しては初めて聞いた時「うわああ良すぎる!!」と心から感じ、感銘を受けました。それぐらいいい曲。一見シンプルで阪神らしい応援歌ですが、狙い定めて小幡が一回聴いたらずっと頭に残ってしまう。インパクトのある曲と表現した方が良さそう。本当はショートで選びたかったんですが村林があまりに良すぎるのでDHにて選出しました。
打順
今年は昨年と変わり、打順も組んでみました。
1、 (左)西川龍馬(天賦)
2、(中)オコエ瑠偉
3、(二)福永裕基
4、(右)細川成也
5、(三)伊藤裕季也
6、(遊)村林一輝
7、(捕)岸田行倫
8、(一)茶谷健太
9、(指)小幡竜平
打順を見てみると9人中7人が右バッターという偏重っぷり。貴重な指名打者の枠も小幡に使ってしまい、ホームランを期待できるのは細川のみ。彼が全く打てなかったらゾッとする打線になってしまいました。個人的に一回この打線でペナント回したらどうなるものか凄く気になっている自分がいます。
さいごに
各球団本当に素晴らしい応援歌が世に解き放たれ、選ぶほうもめちゃくちゃ迷いました。特に外野手部門で上林誠知と西川遥輝は選出できなかったのは悔いあり。迷いはしましたけどとりあえず企画を完遂できてよかったです。
そしてここまで読んでくださった方本当にありがとうございました。スキを押していただけると大変嬉しいです。それではまた次の記事でお会いしましょう!
2024.11.3追記
横浜26年ぶりの日本一おめでとう!!!