不登校日記③~憂鬱な夏休み 計画編~
こんにちは。山川美々子です。
小1の次女が、学校へ行かなくなってからの日々をつづっています。
少し時間がたってしまいましたが、この記事では次女と過ごした今年の夏休みを振り返りたいと思います。
憂鬱な夏休みのはじまり
小学生に限らず大人も、夏期休暇を楽しみにしている人は多いことでしょう。我が家も例外ではなく、7月に入ったころには、夫や長女、私自身もワクワク・ソワソワしていました。プールやおまつり、家族旅行、実家への帰省……。みんなうかれています。
でも、次女だけは違いました。
夏休みなどの長期休暇では、普段あまりできないような非日常の経験をしたいという人も多いでしょう。でも次女にとっては、予測のできない普段と違ったイベントが続く「非日常」は、不安でしかなかったようです。何せ、「世界で一番おうちが好き」という次女ですから……。
夏休みが近づくと「はぁ」とため息をつく次女。そんな次女の様子は我が娘ながら物めずらしく、「夏休みが始まるのが憂鬱な小学生なんているんだなぁ」と思うのでした(笑)。
私は、次女に無理はさせないようにとは思いながらも、せっかくの夏休みだし、何かしらの経験はさせたいと思っていました(むしろ、閉じこもっていたら、私自身の精神状態がまいってしまうとも思いました)。
「以前からできていたことはやろう」という基準で、次女に声をかけてみることにしました。たとえば、家族だけでの旅行や、実家への帰省は、保育園のころから難なくこなしていたこと。新しいことにチャレンジするのではなく、前からできていたことならできるのではないか、そう考えました。
夏休みの計画をたてる
長女、次女、私の3人で、夏休みの予定表を作成してみました。家族の予定や学童クラブのイベントをすべて書き込み、眺めてみました。
学童クラブ(長女が登室、次女も登録はしているがほとんど行っていない)では、ありがたいことに夏休みにいろいろな企画を考えてくれるので、夏休みのカレンダーは、予定でいっぱいになります。全部の予定をこなすとなると、結構毎日いそがしいのです。
長女「わーい、プールいっぱいある! やった!」
次女「えー!こんなにあるの?! ぜったいムリ!」
対照的な二人の反応に、可笑しくなってしまいました。
長女は、「プール」や「おでかけ」などの予定がカレンダーに記入されると大喜びですが、次女にとっては、毎日イレギュラーなイベントばかりで疲れる……そういう感じなのでしょう。
予定されているイベントの中から、水族館、プール、かきごおりの会の3つ。加えて家族旅行と実家への帰省。「これならできそう」と次女の同意を得て、予定表に〇をつけました。
次女の気持ちを想像してみると、毎日違う場所へ出かけ、違うことをするということは大変なのでしょう。人はたくさんいるのか、電車には何回乗るのか、お弁当はいつ食べるのか。パスモをなくしちゃったらどうしよう……などなど、考えることがいっぱいで消耗してしまうようです。
そんな次女の様子を見ていると、新しい場所や環境に思いっきり飛び込んでいける子どもたちは、ほんとうにたくましいなと感心してしまいます。
私自身も、初めてのママ会や、新プロジェクトのキックオフミーティングなど新しい集まりやイベントに参加する際は、ワクワクする気持ちと同時に不安な気持ちも襲ってきます。そして「やっぱり逃げたい……」と思ってしまうことさえあります。でも私の場合は、なんとか気持ちをコントロールして切り抜けることができています。
次女も、不安でこわい気持ちを受け入れつつ、ドキドキを楽しめるようになるといいな。そんなふうに思うのです。
次回は、水族館へのお出かけについて書きたいと思います。
(つづく)