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【ワーク】『書くだけ30日ワーク』#16
基本情報
タイトル:『メンタル不調者のための 脱うつ 書くだけ30日ワーク』
著者:長谷川 亮(著)、 佐々木 規夫(監修)
ワーク5:新聞記事トレーニング
【やること】
ステップ1:記事をそのまま正確に書き写す
ステップ2:記事を読んで、自分の感想をまとめる
ステップ3:記事をもとに、内容を要約する
ステップ4:記事をもとに、自分で調べた情報を補足しながら、よりわかりやすく内容が伝わる資料をつくる
第4週の目標(2024.07.22~07.26)
・ステップ1(そのまま正確に書き写す)を1記事
・ステップ2(自分の感想をまとめる)を1記事
・ステップ3(記事の内容を要約する)を2記事
→ 計4記事分を実施する
記入欄
・ステップ1:そのまま正確に書き写す
虹色ダイアリー㉑
感情の揺れ 寄り添って
多様性ファシリテーター 平良良太
カミングアウトとは、自分の知られたくないことを第三者に話すこと、特にセクシャリティを明かすことを指す。セクシャルマイノリティーにとって、カミングアウトする、しない、誰に、どのように伝えるかは、日常生活を送る上で向き合い続けなければいけない大きな問いだ。
私はこれまでの人生で、決意を持ってカミングアウトしたことが3回ある。
1回目は高校2年生の時。その時抱いていたのは、ひとりぼっちの自分を理解し、受け入れてほしい、寄り添ってほしいという感情だった。思いが涙と共にあふれ出てしまった。
2回目は20歳の誕生日、SNSでの投稿だ。その時は、もしかすると嫌われるかもしれない、でも友達にうそをつきたくない、本当の自分を知ってほしいという不安や恐れ、その奥にある自分らしくありたいという強い思いだった。
3回目はその2年後、同じくSNSの投稿だった。抱いていたのは、隠すのが面倒くさい、異性愛が当たり前ではないことを知ってほしいという、憤り、普通を問い直すという闘志にも似た思いだった。
実は3回目以降もカミングアウト自体はしている。だが、決意を持ってではなく自然な会話の流れで呼吸をするかのように伝えている。さも当たり前であるかのように。その行為の奥底にあるのは、同性愛の話題が日常で当たり前になっている未来を創りたいという信念。それを私自身が体現せねば、という使命感だ。
カミングアウトする直前には通常大きな感情の揺れがある。一世一代の大きな決断かもしれない。カミングアウトされた側には、ぜひその思いや背景に寄り添ってほしい。全ての当事者が一世一代の決断という心理的負担を背負わず、カミングアウトできる未来を共につくる協力者でもあってほしい。そんな希望や期待を今は抱いている。
※注意書き※
記入形式のワークのみnote上で実施予定です。
チェックシート形式や実際に体を動かすワークは記事にしないため、タイトル番号とワーク番号が異なります。
ご了承ください。
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