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嫌われる勇気
お節料理の準備をしながら合間合間に読んでいた本は、
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見一郎 古賀史健 著
フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想を「青年と哲人の対話編」という物語形式を用いてまとめた一冊。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な「答え」を提示するとある一冊。
アドラー心理学の本質や「すべての悩みは対人関係にある」ということや、従来の過去やトラウマの起因から考察する「原因思考」から、常識を覆すような、「どのような意味を与えるか」という「目的志向」で人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分。「今、ここ」にフォーカスすることを伝えている。
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ユングやフロイトの心理学を聞きかじったことがある身ではあるものの、以前、教えていたオーラソーマ🄬カラーケアシステムでは、ある時点から、ことさら「過去」について掘り起こしトラウマをギフトとして取り扱うことに重点を置かないようにというレベルに至ったことがある。もちろん「今、ここ」というボトルや未来についての流れという4本のボトルの色からメッセージを読み取るものだが、今思えば、アドラー心理学の影響を受けていたのではないか、と…個人的に思うところ。
過去は変えられない、でも、その過去の意味を自分で書き換え受け取ることはできる。そして、自己受容の重要性というものを学ぶ。
…とは言え、なかなか難しいのですよね。
学んだからと言って、ウッカリ劣等コンプレックスによる「優越性の追求」に陥りがち。向上心が強いほどその罠にひっかかりそうだし、ほめること、ほめられることでコントロールされることもある。
さて、この本が1月のエッセイ塾「ふみサロ」の課題図書。
何を題材に書こうか、さっぱり思い浮かばない年末ですが、まぁ~年明けにアイディアが浮かんでくればいいなと思います。
2024年今年最後の読書感想文でした。
お読みいただきありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。