教養としてのバレエ
本日、読み終えた本は
「気品が身につき人生が楽しくなる 教養としてのバレエ」
タレント・作家・バレエ鑑賞のプロ 白河理子 著
バレエの歴史から、初心者でもわかりやすいオススメのバレエ、
その鑑賞ポイントやバレエ用語、バレエの文化などが書かれている一冊。
ローザンヌ国際バレエコンクール受賞で英国に留学した友人や・難関のソ連のバレエ学校に留学したいとこなどの交流があるバレエを学ぶに恵まれた
環境にあった著者の経験や挫折から学んだこと、一流のソリストの彼らからの情報など、敷居が高いと思われがちなバレエについて、まずは観てみることから、バレエを知ることで得られる教養やメリットなども語られている。
体が硬すぎ、もはやあんな動きをしたら逆に体によくないのでは、
飛び跳ねるのも危険!と考えるアラカンのワタクシは、バレエをするのではなく、観るのは大好き。
最近では同郷・北海道出身の熊川哲也氏が立ち上げたKバレエトウキョウの
「Sleeping Beauty/眠れる森の美女」を東京文化会館に一人で観に行きました。(チケットが高めなので気合いは入りますけれど)
豪華な舞台セットや衣装を眺めているだけでも夢の世界へと誘われる気分。個人的にはレコードで(年代を感じる)何度もカラヤン指揮による
チャイコフスキー作曲の「くるみ割り人形」を聴き、好きすぎてピアノの楽譜を買って「花のワルツ」をピアノ教室で教えてもらって弾いたりと、音楽を楽しむところからバレエに興味を持ったんですけどね。
そのレコードの解説ではチャイコフスキーがバレエ音楽の地位を高めたこと、旧ソ連でのバレリーナになる入団テストでは、希望した少女の祖母が太っていたら入団拒否されるとか、入団するだけでも厳しい世界だと書いてあったのを覚えています。バレエってアスリート並みの筋力や努力が必要、さらに容姿も大事だ…という世界。
(あぁ~そこからムリだわ…と日本の入団テストじゃないのに思った私)
バレエ初心者でも、次はどこのバレエ団でどこで、何を観ようかな~と気軽に思えるようなバレエ好きな人も楽しめる一冊だと思います。