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八犬伝
本日、バルト9で夫婦50割で観た映画は「八犬伝」。
南総里見八犬伝の作者である滝沢馬琴。彼の家族と、富士三十六景を描いた葛飾北斎との交流を描く。
馬琴は物語に、世の中の不都合な現実を憂い、物語の中で「正しいものが勝つ」と正義を貫こうとするのだが…。馬琴の現実の生活と創作している物語が交互に映像で表現される。
まさに「虚」と「実」が交錯する前代未聞のエンターティメント超大作。
様々な出来事、失明をしても物語を書き続けた28年間が「虚」から「実」へと変わっていく。
殺陣はもちろんのこと、作中内では忠臣蔵の演目などの「歌舞伎」も名優たちが演じるところが見られるという豪華な仕掛け。
それもあるからか、149分間と少し長めですが楽しめる作品。南総里見八犬伝を読んだことがない方でも楽しめるのではないでしょうか。
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個人的には、けっこう南総里見八犬伝は何回か読んでいたので記憶にはあったのですが、端的にまとめられていて、とても分かりやすい物語としても
見ることできましたね。それにしても北斎が挿絵を描いていたというのは知らなかったですが、馬琴と北斎の二人の会話や性格の対比も面白いところです。
なにより、創作するということについての情熱や向き合い方についても考えさせられる内容でもありました。面白く観ることできましたよ。オススメです。