『走り続ける若者へ』私からのエール
「きょうもアイツ走んりよったゎ」
朝、タロウと散歩して帰ってきた夫が言います。
知らない人なのに『アイツ』なんて失礼な夫です😅すみません。
これは、私が見たこともない会ったこともない人の話です。
夫は3年ほど前から『毎朝走っている若者がいる』と言うのです。30代くらいの男性です✨😀
朝、6時過ぎにタロウと散歩に行くと必ず会うその若者、最初の頃は今よりずっとふくよかで、少し走ると歩く・また少し走る・また歩くの繰り返しで苦しそうだったそうです。
朝の6時過ぎ、それも走っては歩くという感じ、体はかなりふくよか。
続くんかなぁと、心配ともつかない感じで言っていた夫ですが、1年を過ぎた頃、ふと私が「そう言えば、あの若者は?」と尋ねると「まだ続っきょうなぁ😀体も引き締まって、見違えるほどいい体になっとう👍✨」と言うのです。
「そうなんじゃ、いい体になってよかったな🤗」と言う私に、「何でも続けなあかん」「がんばったらがんばっただけのことはある」と、夫らしからぬ至極まともな答えが返ってきて、私はおかしくなって笑ってしまいました🤭
月日が流れ、今でも時々若者のことが話題になります。
朝6時頃、一日も休まず、夜が明けるのが遅い時期には頭にヘッドライトを着けて週末も必ず走っている若者。
「何でも続けなあかん」「がんばったらがんばっただけのことはある」
夫はあんまりがんばらない人ですが、私はこの夫の言葉は本当にそうだなと思います。
ふくよかだった若者が走ろうと決意したのには何か理由があったはずです。
人間は追い込まれることがあったとしても、途中で理由をつけてやめてしまったり、そんなことをしても何も改善しないのに、自暴自棄になってしまったりする弱い生き物です。
今朝も走っていた若者は3年前の若者と同じだけれど、3年前の若者よりずっと心も体も強くなっています。何よりも『自信』という武器を身につけました。
心も体も軽くなり『やればできる』『続けていればいいことがある』『自分にもできた』と、良い変化に喜びを感じていることでしょう。
私は一度も見たことも会ったこともありませんが、その若者に親近感を感じます。
もし話せる機会があったら「なぜ」なんて聞かずに、「毎日走ってえらいなぁ、おばちゃんいつも応援しようけんな」と労ってあげたいなと思います。
がんばれ!若者🤗✨✨いつも応援しているよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。