#29-2 豊後さばを食べたくなったので のつづき
前回の記事はこちら。
晩酌も終わってから締めさばを仕込み始め、4時間が経過。
さらにはアニサキス対策として、2日間も冷凍庫で寝かせるという長期戦。
期待の締めさばはどうなったのか。という話で前回は終わる。
ただ、そう簡単に話を締めくくらせてくれると思いきや、そうはいかない。
凍っているさばはそのまま食べられない。
自然解凍の時間を設ける必要があったのだ。(そりゃそうだ
ルイベというには締まっているから、あのシャーベットとも言い難いシャリシャリな感じでも無かろうし、そもそもさばでそれをやる必要はない。
解凍までの時間は1日程度かかるので、気長に待つしかないので、冷蔵庫へ突っ込んでしばし待つ。
ということで、もう1種類締めさばをやっていたのでそちらを。
覚えているだろうか。お刺身で食べた豊後さばを。
実はあの刺身を全部食べ切らずに、少し残して保存食にしていたのだ。
(腹いっぱいになっただけ)
今回やったのは「昆布締め」。
富山では当たり前のようなものなのだが、関東ではあまり馴染みが無いようで、大判の昆布を探すのも一苦労。
うちの場合はいつもの魚屋さんに頼んで、大量買い付けをして1年分持たせている。(厳密には去年秋に買ったので、足りるかは謎。笑)
その昆布でさばの刺身を挟んで、昆布締めにしようというわけだ。
いつもの通り、昆布を料理酒を湿らせたキッチンペーパーで拭き、その後酢を塗っておく。
鯖の方は塩を塗して水分を出す。
締めさばのやり方を踏まえてもよかったんだけど、昆布で締めるだけだと甘さが残るかな?と少し気にしたのでやらなかった。
水気が出てきたら洗って昆布にサンド!
翌日には食べられるだろうってことで、こちらもまた冷蔵庫へ。
数日後。
料理酒で拭いても、酢を塗っても最後の抵抗を続けていた固い昆布も、さばの水気はしっかり吸ってふやふやになった。
さばはというと、
しっかりと水分が抜けて、昆布に移って干からびたようだ。
実際に昆布に貼りついている状態だったほどである。
お味はというと
「これはこれで美味い」
刺身の昆布締めに比べると締め過ぎ。
ただ、昆布の旨味がしっかり移って、香りもいい感じ。
さばの旨味はしっかり残り、脂はそのまま。
レアのジャーキーを食べているイメージだろうか。
これは病みつきになりそうだ。
塩気をもう少し強くすれば、本当にジューシーなジャーキー化も夢じゃない。
これはこれで継続課題としつつ、思い出したら次も作ろうと心に決めたのだった。
シリーズ化するなら、何が良いだろうなぁ。
・圧力鍋
・昆布締め
・酢締め
・焼き魚
・煮魚
って最後のはただの調理。やっぱり変わり種がいいのかしら。
料理ハウツーの日記を目指しているわけではないから、なんだっていいでしょう。
なんか先のことを考えているみたいだけど、今度こそ解凍が終わった締めさばのお話をしよう。そうしよう。
その次回につづく。
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