読書記録#4 『どこでも誰とでも働ける』
今回の本は、尾原和啓さんが出された『どこでも誰とでも働ける』です。
過去に『アフターデジタル』や『プロセスエコノミー』なども読ませていただきましたが、仕事への向き合い方を教えてくれる一冊で、ビジネスマンにオススメです。
一言要約
この1冊を通して感じたことは、
「目先の利益を求めずに、今を全力で生きること」
です。
私たちのような一般的なビジネスマンは、どうしても目先の利益(お金や地位)に執着してしまいます。投資的にすぐに成果が出ないことを続けられる人は、ほんの一握りだと思います。
けれども、本当に成果を生み出す人は、目先だけでなく長い目で見て信頼やポジションを勝ち取っているはずです。
そういった生き方をするための心構えを教えてくれる本でした。
とにかく「GIVE」する時代。
もう当たり前のことを敢えて言いますが、現代は情報が溢れかえっている時代です。
個人が全世界へ向けて自分の言葉で発信できたり、世界の裏側で起きていること(それどころか、宇宙で起きていること)を知ったりすることができます。
そういった情報過多な現代ですが、自分の情報も簡単に知れ渡ってしまいます。24時間365日、人がつながっている時代ですから、個人の情報が伝播していくのにも、そう時間はかかりません。
言い換えると、良い噂も、悪い噂も一瞬で広まります。
そんな現代に生きているからこそ、とにかくGIVEし続けることが、自分の価値を高めるカギになると思います。
というのも、GIVEすることで良い噂が広がっていきます。
「あいつは見返りを求めずに、人のために行動できる人だ」という噂が広がっていけば、初めて会う人からも頼られる人になります。
逆に「この人は、利益がないと動かない人だから」というレッテルを張られると、良い噂が広がっている人に比べて、起用される(呼ばれる)機会は減少していきます。
自分も含めて、あらゆる情報が広がっていってしまうからこそ、これまで地道に人に貢献してきた人が、日の目を浴びることができます。
そのためには、「他者のために」という意識を持たなければなりません。
他者が悩んでいたら、自分も時間を割いて一緒に悩み、解決へのアクションを起こす。自分とは直接関わりのない問題が組織で起きていたら、チームの垣根を越えて協力する。
そういった姿勢を持った人は、必ず誰かが見てくれていて、自分にとってプラスになるようなアクションを起こしてくれるでしょう。
だからこそ、目先の利益を求めずに、「他者のために」という意識をを常に持って、日々の生活や仕事に取り組んでいきたいと思います。
きっと、自分の予想だにしない形で、自分にとってより良い結果が待っているでしょう。