「手」から治す肩こり
渋谷・青山のパーソナルジム「b{stoic」でパーソナルトレーナーとして活動している仙福(せんぷく)です!
今日は比較的肩こりに悩むお客様が多くおられました。
肩こりの肩に共通している姿勢が「巻き肩」。要は背中が丸まって肩が内巻きになっている姿勢ですね。
巻き肩になると肩の筋肉が引っ張られる格好となり肩こりに繋がるのですが、なぜ巻き肩になってしまうのでしょうか?
原因は決して一つではなく様々な要因が重なって巻き肩をつくりますが、要因のうちのひとつである「生活環境」の観点から肩こりを紐解いていきます。
手の向きが巻き肩をつくる
皆様はスマホを置いて一度手をだらんとしてみてください。
だらんと手を下ろしたまま手のひらを身体の正面へ向けてみましょう。その際の肩の位置を覚えておいてください。
今度は手の甲を身体の正面に向けてみましょう。肩の位置はいかがでしょうか?おそらく手の甲を正面へ向けると、手のひらを正面へ向けたときよりも肩が前に出てくるのを感じるかと思います。
手の動きは肩、そして肩甲骨と連動しており
手の回内(手の甲を正面に向ける)
→肩関節内旋(腕が内側へねじれる)
→肩甲骨外転・前傾・内旋(巻き肩)
というように手の向きが肩の位置の変化を引き起こします。
現代の生活と手
巻き肩が気になっている方の半数は「肩甲骨を寄せて」改善しようとするケースが非常に多い印象です。
しかし日常生活で「肩から」動くケース、または肩から動かそうとする場面を思いつきますか?
おそらく身体の中心に近い肩から動くことはほとんどなく、それは日常生活からかけ離れた動きとなります(例えば筋トレとか)
基本的に人間の動作は「目的」を達成するためにおこなわれます。
水が飲みたい→水の入ったコップを見つける→コップを掴む→飲む
つまり姿勢を変えるために見かけ上の肩甲骨のみ変化させることは人間の動作に反しているため、効果がでないどころか反対に肩こりを助長したりします。
では日常生活を思い返してみましょう。
一日の大半が肘から先、肩より下しか使わないデスクワーク、スマホの操作。スマホ操作やブラインドタッチは手が内向きの状態で操作します。つまりスマホやPCなどの操作により肩が内巻きを強いられ、結果肩こりが起きやすい姿勢となっているのです。
肩を伸ばさない巻き肩改善ストレッチ
では巻き肩を改善するにはなにをすればよいか?
アプローチとしては①体幹から ②手からと二方向からアプローチする方法がありますが、今回は②手からの方法を。
手からはとてもシンプル、身体の前で手の平を天井へ向けて手首のストレッチをおこないましょう。
これだけで内向きに固まっていた手が外へ向けやすくなり、巻き肩が改善しやすくなります。
イメージは肘の先にある二本の骨をつなぐ膜(骨間膜)を引きのばすイメージ。PC作業が長くなると、この骨間膜が伸びなくなり手の向きがPC作業のまま定着することで巻き肩から抜け出せなくなります。
とても簡単なストレッチですので是非やってみてください。感想もお待ちしております!
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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