あなたの巻き肩はどこから?
渋谷・青山のパーソナルジム「b{stoic」でパーソナルトレーナーとして活動している仙福(せんぷく)です!
前々回は肩こりの原因となる巻き肩を「手」から治すというテーマでお話ししました。
https://note.com/senpuku_taro/n/n1cbc69556534
今回は体幹部を構成する「肋骨」の観点から巻き肩を紐解いていきます。
ビルと地面
肩甲骨がどのように身体へくっついているかご存知でしょうか?
肩甲骨は「肩」や「股関節」のような関節はなく、肋骨の上にペタッと張り付いたような格好となっています。
関節がないということは、動きの自由度が高いということ。それにより肩の自由な動きが実現するんですね。
しかし、この自由度が巻き肩の原因となっているかもしれません。自由度が高い=誤った方向へと動きやすいとも言えます。
では肩甲骨はなにを基準に動くのか? ひとつは筋肉。もう一つは肋骨です。
肩甲骨は肋骨の上に乗っかっています。つまり土台となっている肋骨の位置によって肩甲骨の位置が変わってしまうのです。
高層ビルの地面がぬかるんでいたり傾いているとビルが倒れてしまうように、巻き肩を改善するには土台である肋骨に歪みがない状態であることが重要とされています。
地面を歪ませるのは何?
では土台である肋骨が歪んでしまうのはなぜでしょう?
それは、人間が生きていく上で欠かせない動きである「呼吸」です
呼吸は横隔膜という筋肉のポンプ作用により行われており、横隔膜が動く際に肋骨が「開いたら閉じたり」することで呼吸が行われます。
↓横隔膜についてはこちら
https://note.com/senpuku_taro/n/n646f3abed8ab
現代人は様々なストレスにより呼吸が浅くなる傾向にあります。呼吸が浅くなる、つまり吐くことができなくなると肋骨は開いたまま固定される形となります
肋骨が開いた状態で固定されることで、上に乗っている肩甲骨の位置が崩れる。これが肋骨から考える巻き肩の原因です。
土台改善エクササイズ
ではどうやって巻き肩および肋骨を改善するべきか? それは「息を吐く」ことです。
呼吸が浅くなる
→肋骨が開いたまま固定される
→巻き肩
となるわけなので、肋骨を閉じる必要があります。肋骨を閉じるには息を吐けばよいのです。
その場で肋骨に手を当てながら息をフーッと「細く長く」吐ききってみましょう。肋骨が臍に向かって降りていくのがわかるはずです。
吐ききったら鼻から吐いた量の半分だけ息を優しく吸い、再び息を吐きます。これだけで開いた肋骨が少しずつ閉じていきます。
デスクワークの合間や就寝前に是非お試しください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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