ヨガと食と向き合うミータイム
ミータイムは「今」を感じて整える時間
飯田市上村にある築150年の古民家のお宿【まごころ】さんにて、ヨガと食のコラボイベント「ヨガと食と向き合うミータイム」を開催しました。
飯田から3名の方がご参加くださいました。
皆さん古民家お宿の趣と遠山の自然と自然音に癒されていましたよ。
このイベントは意識を内に向けて自分を整えるということが目的ですから、ヨガのパートでは心身を感じること、観察することを練習しました。
普段から私たちは考えることが得意です。生活の中で考えることが重視され、それが良いとされて育ってきました。
でも、必要以上に考えたり、考えなくていいことを考えるなど思考優位で疲れきっている人も多いです。
その疲れって心だけでなく体にも影響しています。
だから「ただ感じること」が大切。「今」の体や心を感じること、ただ眺めることが大切です。
とてもシンプルですが普段していないからこそとても難しく感じる人も多いです。
でもこれが出来るようになると、エネルギーの無駄遣いが減り疲れにくくなったり、心がネガティブな方に揺れてもいつまでも浸らずにわりと早く立ち直りやすくもなります。
また、感じることを優位にしていくからこそ、自分がどういう状態なのか?どんな体や心の癖があるのか?に気づくことが出来るし、そもそもどのように体や心を扱ったら心身のバランスを崩すのか?整った状態を維持出来るのかが分かるようになってきます。
観察を伴って動くと、動きがゆっくりになるので、ポーズは次々取らなくてもしっかりゆるむことが出来ます。心の静けさも取り戻されていきます。
今を感じることを優位にするといいことがたくさんあります。これは体力や柔軟性がなくても、今から出来ることなんですよね。
だから、皆さんも苦痛なく体を動かしたり、それぞれのペースで伸び伸びと取り組めていました。
参加された方からは呼吸が深くなった、すごく癒された、こういう癖に気づくことが出来たなどのご感想を頂きましたが、言葉で聞かずともみなさんクラスが終わったら表情が明るくなったり、顔色が良くなっていたから、「感じる」ことが出来たのだと思います。
ただ、このクラスその時だけ感じることをしていても一時的だしあまり意味がない。
日常にも持ち込んで欲しいし、続けたその先にこういう恩恵があるよということもしっかり説明して、体と心のつながりや、ヨガって実は精神的なものなのだということを知ってもらえたと思います。
食が心に影響を与える
食のパートでは精進いなりランチを頂きました。
9種類のおいなりさん。全部上の具が違うし、繊細にこだわって作られていました。副菜と汁物も付いていてものすごーく豪華で贅沢です。
これをご主人が1人で出汁から全て植物性のもので作っています。出汁は3種類(野菜出汁、椎茸出汁、昆布出汁)ですって!相当時間と手間がかかっています。ご主人が盛り付けているところを拝見したのですが、表情を見たりやお話を聞いていてすごく料理が好きな方なんだなと感じました。
長年和食の料理人をされている方で技術ももちろんだけど、好きだったり誇りをもっていないとこんなに素晴らしい料理って作れないと思います。
お料理は素材の味や香りを感じられる優しい味だけど、薄くない。各素材がお互いを引き立てあっている深い味わいでした。かなり美味しかったです。
私はベジタリアンで肉魚卵乳製品(卵と乳製品を食べるベジタリアンもいます)は食べないので、植物性の料理には慣れていますが、参加者の方たちは動物性の食材を使ってなくても意外と食べ応えを感じたり、味も薄くないねーなんて話していました。
感謝と共に丁寧に頂きながら菜食の話をしました。菜食は心を静かにする手助けになること、なぜ心が静かな方がいいのかなど、内容は以前こちらに書いたことの中からいくつかお話しましたが
皆さんがヨガの心の話に関心を持ってくれてうれしかったです。
私たちは体のこと、家族のこと、誰かのこと、仕事のこと、お金のこと、過去や未来のこと、楽しい話題に関心を持って知ろうとしたり改善しようとするけれど
心の話はあまりしないからです(心の仕組みを知って、それを改善しようという意味)。幸せになりたいなら、まず心の仕組みを知ることに関心を持つといいのですけどね。
私自身はこのイベントを通じてヨガの種まきが出来ることが嬉しいし、良い機会を与えてもらえて感謝しています。
次回は8月(予定)
またやって欲しいというお声を頂いたり、みなさんの反応も良かったり、開催した私たちもやってみて良かったと感じたので、次回もやろうということになりました。
日にちはまだ未定ですが、詳細が決まったらまたお知らせします。
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