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対人関係療法とうつ病

まずは対人関係療法とは、

うつ病や摂食障害に対する
効果があると言われている精神療法の一つです。

元々は、うつ病の治療法として作られた療法ですが、摂食障害やPTSD(外傷後ストレス障害)など、さまざまな状態に対する治療法として行われています。

みなさんは自分の情緒に最も影響を与える人や、大切な人はいますか?

その人を思い浮かべてみて下さい。
恋人、配偶者、親友、、、それぞれ思い浮かぶと思います。

いま思い浮かべた人は、自分との心の関係をバランスよく保ち、心の健康を支える人物になります。

例えば、大切な恋人や親友にあなたが裏切られたとします。

すると自分にとっては大きな怒りと共に、ショックが大きく心が不安定になりますよね。

親しければ親しいほど、相手から言われた一言はあなたに大きな影響を与えるんです。
でも、いま挙げた例は悪い例ですが、、

では、そんなに自分に影響を与える人が、対人関係療法とどう関係するのか、そしてうつ病と何が関係あるのか具体的にお話していきたいと思います。

先日投稿した認知行動療法は、自分で自分の認知の歪みに着目し、考え方を変えていくことで、徐々に柔軟な考えができるように思考を変えていくとお話ししました。

簡単にいうと、自分で考えを変えなければなりません。
(自分で自己肯定感を高めるということ)

自分で自分の考え方を認めることってうつ病になっている時は、すごく難しいんです。
自己肯定感は当然低くなります。
そもそも、認知の歪みがあるかさえも正直わかりません。

しかし、対人関係療法では自分以外の人に自己肯定感を高めてもらうということになります。

【認知行動療法】うつ病→自己肯定感は低い→自分で自分のことを褒めれない→情緒は不安定なまま
→思考はネガティブ

つまりかなりの時間が必要です。

【対人関係療法】うつ病→自己肯定感は低い→好きな人に褒められる→情緒の安定→思考は柔軟になる

認知行動療法に比べると、思考の変化が早めに出ると思います。


先ほどみなさんに聞いた、自分の情緒に最も影響を与える人。
その人が関わってきます。
好きな人に褒められたら、誰しも嬉しいですよね!

“かわいいね“ “かっこいいね“ “〜ができて偉いね“ など、こんな些細なことだけでも自分の自信になり、負の感情は軽減されると思います。

負の感情がなくなり、心が安定することがうつ病の治療には有効的です。

うつ病になっている時や、気分が落ち込んでいる時でこそ、自分を認めて欲しい、自分の存在意義ってなんだろう。。
そんな気持ちになると思います。

嫌な気分が続くとうつ病は悪化します。

そういった時に、自分をたくさん褒めてくれる人がいたら自然と承認欲求や存在意義って満たされますよね☺️
気づかない間に、自己肯定感が上がります。

ストレスの多くは、対人関係にあるとも言われています。

恋人や、配偶者、親友など重要な他者との関係が安定していれば、心が不安定になったり、問題が起きたりしても、なんとかやっていけます。

対人関係療法は、そういった身近な重要人物との関係に焦点を当てて働きかける精神療法なんです。

まずは、自分にとって重要人物は誰なのかを、
選択することから始めてみると良いかもしれないですね😊

認知行動療法や対人関係療法は、人それぞれ合う合わないがあるため、診察時に医師とよく相談してから行うことをおすすめします!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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