コラム「心のトゲがなくなると」
皆さんの心はざわついていますか?
仕事をして、友達と遊んで、家族と過ごし、家事をしてもモヤモヤする事はありませんか?
私は、40を過ぎてやっと、変わらず安心できるものもあると気がつき、今になって毎日
「ああ!時間が足りない!」
そんなひとりごとを呟くのが楽しいです。
数年前まで、時間が足りないなんで思うことなかった。
不満を抱え満たされない心が安定していませんでした。
今は、毎日の通勤で歩く時、家事をする時、いつでも「無」になれるようになりました。またもや、ヨガのおかげです。日常が無になると、味気ない日常という訳ではないのです。むしろ逆で、鳥の声は益々美しく、景色も美しさが増します。無は日常を色付け心を安らかにしてくれます。
昨夜、西加奈子さんの長編小説「サラバ」を読み終えて投稿した感想と少しかぶるのですが、主人公は失敗しないよう受け身で生きてきた人間です。対して、主人公の姉は、自ら失敗に飛び込み何が正解か分かるまで周りに何を思われようとチャレンジするタイプです。
ここ数年過ごした日々と、本の感想と総合してみると、失敗って悪いことじゃないと思いました。挫折も悪くない。
最初からかっこよくスマートに生きれる人はいないし、スマートに手に入れたものは惜しくも無いのです。悩み苦しみ、もがくからこそ乗り越えられるのかも。
私は失敗どころか、老いる事も恐れていました。つまり人間として生きる事をほとんど諦めていたのだと思います。
人間は生きていながら生まれ変わる事が出来ると何かの本に書いてありました。その話の真偽は自分自身の中にあると思います。
「最低な人生」
と思っても、失敗しても諦めずに歩き続けていたら。そして日々に希望を見出して、やはり時々笑って楽しく自分らしい時間を過ごしていけば!
「最高な人生」
そう思える日に、生まれ変われる日が来ると思います。
軽やかに、どんな日も笑いを忘れずに過ごしたい!
(MacBook)