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広報はコミュニケーションを楽しむことが大事。あるゲームのユーザーコミュニケーションから感じたこと

今日は2年前くらいからやっているスマホゲーム『クラッシュロワイヤル』のユーザーコミュニケーションで真似したいな。と思うことがあったので書いてみます。

『クラッシュ・ロワイヤル』は、フィンランドのゲーム会社Supercellが運営するスマホゲームで世界中でプレイされており、アクティブユーザーがなんと1億人以上いるらしいです。(メジャーリーグのまーくんやダルビッシュもプレイしてるみたい)

わたしが感動したのは、このゲームの運営に関する広報/PRがとにかく、透明性が高い、かつ、ユーザーとのコミュニケーションを楽しんでいる点です。広報といってもバリバリゲームの運営寄りの話なので、ちょっと専門的ですが、具体例を3つご紹介します。

① ゲームの運営方針を顔を出して丁寧に説明する

このゲームには100枚ほどのカードがあり、そこから8枚のカードを選び、自分のデッキをつくり戦うゲームなのですが、運営の特徴として、だいたい毎月1回、カードのバランス調整を行います。

バランス調整とはカードの強さを調整するもので、特定のカードが使われすぎている、逆に全く使われていない等、偏った状態をなくすために行われています。

凄いな!と思うのが、このバランス調整の内容について、毎度、担当者が顔を出して非常に丁寧に説明してくれることです。こういったゲームの調整ってネガティブな反応も当然生まれてしまうので、「あまり前に出たくない」というのが一般的だと思います。

でも、クラロワのバランス調整担当のセスさんは『いまどのカードがどれくらい使われている、現在の課題はコレで、だから今回こういう対処をする』という話をSNS等活用して発信してくれます。

こういう話って、上手くいってもあまり褒められないし、ダメな時はとことんけなされる。けど、それでもユーザーにきちんと伝えよう、コミュニケーションとろうという姿勢。セスさん本当尊敬です。

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② 今回うまくいかなかったわ🙏って素直に謝る

さらに凄いのが、バランス調整が上手くいかなかった時はちゃんと謝るところです。

公式から「サーバー不良のお詫びにアイテムを送ります」みたいなやつは、よく見かけますが、そういうのじゃなくて、「私はこう考えて、こんな調整を今回したけれども、上手くいかなかった!ごめん!」という感じ。

アイテムとかもらえるわけじゃないけど、私はこっちの方が誠意があって、納得できる対応だなと感じました。(ちなみに、調整の反応が良いときは、「みんなもっと俺を褒めてくれ!」みたいなTweetしてたみたい。セスさん可愛い。)

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③ ユーザーとコミュニケーションを楽しむ

Twitterを中心に、ユーザーの上手いプレイを紹介したり、面白いシーンを紹介したり。「このカード強すぎだよね」みたいな話したり。運営者として、いちユーザーとして、いろんな顔を使いながらゲームを介してコミュニケーションを楽しんでいます。

また、ゲームを盛り上げるYoutuberへの対応も素晴らしい。ゲーム内でもYoutuberを絡めた企画をたくさん立ち上げたり、上の写真のようにYoutuberの動画に出演したり。

わたしはこのゲームが世界で愛されている理由の1つにこのコミュニケーションがあるのではないかと思っています。

プレスリリースを出す、Twitterで発信する、ブログをかく、広報として会社の情報発信にいろいろ関わりますが、”その情報発信を介して、ユーザーをコミュニケーションを楽しむ”ということを心にとめておきたいなと思いました。

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