大人がいない・いいかげんでワクワクする”まち”を~「こねくりケンチク研究所」はじめます。
LEGOで建物を作っては並べていくといつしか”まち”になる。家の中は椅子やテーブルが並んでいるかと思えば、食事がどんどん出てくるロボットがあったり、どこでもドアがあったり、夢いっぱい。
おままごとだって一種のまちづくりシュミレーション。家族以外に近所のおばちゃんや、スーパーの人が出てきたりする。
こんなふうにこどもたちの遊びの中には家やまちでのごっこ遊びが溢れているので、「公園にまちを作ろうよ」という私の提案はすんなり受け入れられると思っていた2019年の春「こどものまちをつくろう」。
LEGOのように、敷地模型の上にブロックを積み上げていけば完成するようにと準備までしたのに・・・子どもたちはしばしフリーズ。
なんで?なんでそんなに困ってるんだろう?と最初は訳わからずでしたが、
どうやら大人の講師みたいな人がいて雰囲気的にも「ちゃんとやらなくちゃいけない」と思ってしまった様子。
「ちゃんとやらなくちゃいけない」って気持ちの裏には「正解があるに違いない」だから「間違えないようにしなくちゃいけない」という思いが隠れていて。
モノづくりの過程ではしばしば邪魔になるこの呪文。ああ、ぶっ壊したい。
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LEGOの世界をそのまま大きくしたものでいいんだよ。マイクラで作った豆腐建築でもいいのよ。
作ってるうちに楽しくなって隠し扉作ったり、デザイン凝ったりするじゃない?あのワクワクする気持ちを目の前に再現したいんだよね。
というメッセージをちゃんと伝えた上で、設計をスタートすればよかったんだなと今は思う。
そのリベンジとして、ワクワク感をUnityを活用してバーチャル上でまちの模型をつくり、最終的にその空間を建設しようというプロジェクト「こねくりケンチク研究所」という取り組みをはじめます。
私の葛藤やこどもたちとのやり取りなど、ここに記録として残していくことにしました。
次回は実際にドイツで子どもたちが作っているワクワクするまちづくりの様子を書いてみます。
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2021年5月15日の接続テストの参加者をあと若干名募集してます。
建築の設計をUnityというゲームエンジンをつかって再現してくプログラムになってます。詳細はこちら→
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