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ラディカル・アクセプタンス(ネガティブ感情から抜け出す「受け入れる技術」で人生が変わる(20)
こちらの本を、読書会で読んでおります。
Clubhouseで17時30分から15分間。
第4章 無常件な優しさ:ラディカル・アクセプタンスの心髄
【無題】
今回の主人公は…
70歳になるジェイコブ。
アルツハイマーの闘病の真っ只中にあって、臨床心理学者として働き、20年以上の瞑想経験を持っています。
ジェイコブのある講演の最中に頭が真っ白になったときに、自然に起こした行動が私がかつてパニック障害と格闘し、呼吸法を知って臨んだ発表の場と重なりました。
病院のスタッフを前にした、退院促進の過程について話をする場面。
何故か、4人の中で最後を締めくくることになり、順番が回ってくるまでに心臓が口から飛び出そうになるくらい、バクバクと心臓の鼓動を感じまくっておりました。
その時の自分自身のカラダの感覚、目の前にある講堂の様子、聴衆の面々の表情だったり、息づかい…その一つひとつを口にこそ出してはいませんでしたが、ゆっくりと観察できていたのでした。
自身が体験していることをありのままに…その一つひとつを観る
もちろん、自分の中の不安な気持ちも否定せずに。
ありのままを優しさをもって受け入れている状態です。
すると、どんなことがおこるのでしょうか
私は、その夜、3行しか読めなくなっていた自分に
「さよなら」をすることができた自分と共ににいました。
溢れる涙をそのままにして…
目覚めた「仏陀」は、あの夜明けの「マーラ」から時々、訪問を受けます。
そのお客さまである「マーラ」に対して、
(マーラはサンスクリット語で煩悩を意味します。)
「マーラ、お前がそこにいるのはわかっている」と落ち着いた声でマーラの存在を受け入れ、来賓としてお茶に招くのでした。
清子先生の講座で度々登場していた「お茶」は、こういう意味があったのですね。謎が解けた瞬間でした。
お茶を差し出す行為そのものが、
真実を認め、その真実を思いやりの気持ちで受け止めることにつながるのです。
あなたはどんなお茶を誰に出しますか?
そして、今ここの呼吸を大切にします