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ドッジボールで最後の1人になる私

そろそろ夏休みに向けてのモードが開始だろうなぁ。

高校の時、クラスマッチだったなぁ。

ニガテだったなぁ。

かと言って、勉強、できなかったしなぁ。
(超進学校なので、既に夏休み(それも前半/後半がある)の宿題が出されており、ガリ勉系と野球部はクラスマッチの空いた時間にやっていた。)

1年の時はドッジボールだった。

たななこんぶ、球技が特にニガテで、ボールをキャッチすることができない。

体当たりしてボールをゲットできるバスケはまだできた方だったけど、

ドッジボールは体当たりしたらアウトになってしまう。

だから、影を潜めて、当たらないようにするのがたななこんぶ流だ。

とことん極めていた。
ていうか、普段から影、うすかった。

もう少し目立つ、ドッジボールがニガテな女子は、ボールが飛び交う度にコート内を動き回る。

私はそんなこと、しない。

ほぼ、隅に立っていて、狙われたなと思ったら直前に「ひょい。」と退くだけ。

そんなことしてたら、我がクラス、いつのまにか劣勢で、コート内、たななこんぶだけになってしまった。

さあ、どうするか。

注目を浴びるようになってしまった以上、何かしら、「参加してますよ」感を出した方がいいよね。

って考えて、取れもしないボールを取るフリをしたりして2往復ぐらい耐えた。

でも、全然状況が改善しない。

これ、取れるんじゃない?って変な錯覚を起こして、
結局アウトになって試合は終わった。

終わってから、「惜しかったね」とか、「頑張ったね」とか、何も声をかけられないまま、教室に戻った。

別にいいんだけど、それだけ、1人で過ごしていたってことだよね。


比べて悪いけど、私と同じ状況になった女子がもう1人いた。

より賢いクラス「国際クラス」の1人の女子。

そりゃあ、スポーツニガテ率は上がるだろう。

たまたま見ていたのだが、コート内に1人になってしまった途端、どうなったかというと、


泣き出した。


私は、えっ? となった。

泣く前にすることあるじゃん、とこころの中で突っ込んだ。

そしたら、現実、外野や、応援のクラスメイトが駆け寄って、試合中止状態になった。

結局、相手チームが不戦勝みたいな感じで終わった。


青春時代、長年思っていたこと。


「泣いたら解決すると思うなよ。」


言わないけど、いつも思っていた。

泣きたくても泣けなくなっていたたななこんぶ。

嫉妬だよね。

ずるい。

泣いたら、みんながヨシヨシしてくれる。

どうしたの?って。

どうしたの?すら言われていないんですけど、こっちは。

つらかった。

女子が泣く場面を見るたびに。

女子特有のつるむ感じも嫉妬だ。

あの感じ、どうやってもついて行けない。


しんどかった。


発達障害だから人とかかわるの、ちょっとクセある、と今ならわかる、としても、

自己肯定感、低くなるよね、そりゃ。

っていうお話でした。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました😊

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たななこんぶ

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