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2024年2月の記事一覧

言葉にすること

思いを言葉にする瞬間、水は風によって洗練されますが、水に浸っていたい場合、思いを言葉にすることは苦しいことになります。感じたことをただ言葉にできただけで、涙が出るとするなら、それは水が風によって痛みを感じているとも言えるし、水が解放感を感じているとも言えます。言葉にならないものが重要なわけでも、言葉にできないことが尊いわけでもなく、言葉にできるものは理解し知っているものです。その先に「あえて口にし

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夢を生きるということ

夢は、一字一句逃さぬよう覚えて帰らなければいけないものではなく、覚えているもの、持ち帰ったものがすべてでパーフェクトです。一字一句漏らさず、最初から最後まで見なければわからない、そんなことはありません。ストーリー性のあるいくつものシーンを持ち帰ったとしても、そのすべてが一つのことを物語っていることもあります。一瞬の印象にすべてがあります。

いつかの夢では、いくつかのシーンを見て、それが過去世的な

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ユングの元型

ユング心理学の本を久しぶりに読んでみたら、元型についての解説に興味深いものを見つけました。立方体の6つの面に対応させている、オールドワイズマン、グレートマザー、アニマ、アニムス、ペルソナ、シャドーの他に、元型にはトリックスターや英雄などがあります。本には、6面に対応させた6つの元型を重要とするのに加え、さらに自己(self)をプラスした7つが重要だとありました。

どの面にも自己同一化しない箱の中

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異形の普遍的姿

夢には見たことのない、ありえない姿の存在が登場するものですが、これもまた夢を見る人が持つ情報によって構築されているものです。とはいえ個人を越えていくと、人類が共有する情報を使うことになるので、誰が見てもシリウスと言えば「こういう姿」となります。私の場合、夢に登場する異形に対して、「だいぶデザインしちゃったなー」と感じることもあれば、「これは本質に近い姿だな」と思うこともあります。

妖怪が出てくる

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死後の第一歩

ちょっと前に夢というかエーテル領域で、おそらく今の人生の私が死んで、まるで私が死体を見つけろと呼んだみたいに、死体発見者の女性2人の背後に私は存在していました。この女性たちは「猫みたいにこっそり死んでるねぇ。らしいねぇ。」と楽しそうに話していました。セピア色の世界でその様子を見届け目覚めたのですが、この領域特有の、夕暮れ時の懐かしい、生々しく五感が溶けていくような、あらゆる情感に満ちた感じが、この

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スピカ

六角形を濃くイメージして寝ていたことがあります。どこと繋がるのかは私が決められることではないので、どの星に行くのかな?という感じで、実験的に積極的に取り組んでいました。あるとき久しぶりに電車に乗って帰ってきました。もうずいぶんと、起きるため、あるいは地球に帰るために乗り物に乗ることはなくなっていたので、おそらくあまり通い慣れていない星に行ったのだと思います。通い続け一体となった星とは距離が意識され

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イメージを使う

伸縮性のない、硬いぴったぴたのパンツを履いていると、足が動かしづらく変な歩き方になるように、身に着けた癖によって、実際に身体の動かし方も不自然という自然になっていき、どこかが傷み、どこかに痛みが出てくるものです。体癖を見るとき、その人のエーテル体が抱えているものが視覚化できるとおもしろそうです。エーテル領域にある見えない荷物によって、左側に力が入っているんだなと読むとか、肩に力が入る理由も人それぞ

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胸のピントを合わせる

胸のピントが合うと、物事の本質が見えます。目の前にあるものを直視することは、目をつむり心に集中することで、ぼやけていたものが少しずつ見えてきて、ピタッとピントが合ったとき、理解に至ります。自分の外にあるものの本当を見るには、自分の内側からしか見ることができません。自分の外にあるものには、自分の内側からのみ繋がることができ、つまり内側から外に出ることができます。玄関から外に出るとき、必ず家の中にいま

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5を探そう

5の自己主張や自己表現をしようとしても、それが6に基づいているなら、環境を押し返すための自己主張になります。自己主張に「勝手をする」というような、ちょっとした否定的な印象を持ち、自己表現することに恥ずかしさを感じるのは、6に拘束されているからです。6が前提となり、環境や他者の目を無自覚に意識し、その目に支えられて自分が成り立っているなら、5は6を否定するものになります。

どんな家庭環境で、どんな

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夢の意味

先日の夢では、左手人差し指の中からピンセットで白いものを出そうとしていました。このとき人差し指は1みたいで、それでいて9隠者の神の指みたいで、膿を出そうというより、1であり9である自己を、肉体と入れ替えようとしているみたいでした。変身です。

人差し指の意味ひとつとっても正解があるわけではありません。この夢の意味も、他者が読めば違うものになり得ます。起きてから夢に深く入って行くと、意味に浸かり、意

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癒しや解放の精神的過程

夢は、その意味を理解すると、自動的に勝手に進展するように見えますが、これを心理学的に言うと、癒しや解放の精神的過程と言うことができます。バラバラだったものが統合され、混乱していたものがまとまる過程です。その過程の印象が夢に表れると考えるのが心理学です。私から言わせれば反対で、夢、エーテル体で進展し変化することが先にあり、その表現として実際的現実が変わり、肉体を持った自分の実感が変わります。

ある

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風の音楽

水は風によって洗練され、心にあるものが言葉になり、浸っていた感情から浮上することができますが、それは同時に、生命力であるエーテル体に穴を開けるようなことでもあって、心が明るみになり、依存していたものから離れることで、心にぽっかり穴があき、気が抜けることもあります。思い込みに浸り、特定の感情に溺れていた方が、気に満ちていると言えるわけです。特定の考え方、感じ方、思いが、変わらず固定されていることで元

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父を獲得する

実際の父から自由になり、父を獲得していないと、無意識のうちに「こうしなければいけない」に縛られます。誰かに何か言われているわけでもないのに、「しなければ」「きっとこう思われている」「こうしろと思ってるんだ」というような言葉が、自分の中を支配します。自分の中にこういった言葉があることで、自分自身が守られているとも言えます。

父を誰かや何かにしてもらっていると、たとえば、どこかに所属していなければや

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4,5,6

6は運命を与えられ、相応しいものと結びつきますが、それはその相応しいもの、運命に縛られるということでもあります。6の拘束力が強く環境に縛られ、5の自己主張が弱いと、無自覚に環境が望む自分を生きることになるので、気づけばひどく疲れていたり、怒りを募らせていたりします。

また5の自己主張をするには、4が必要です。4は同じものを増やす、普遍化やコピーを表しますが、個人を捨てることができず、個が硬く緊張

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